「……ナツ、もうアイツ帰ったみたいだぜ、」
立てるか?
ササに手をさしのべられ、手を借りて立ち上がる。
ロッカー室で少し寝ていたらしい。
あの時は、ケイトが手をさしのべてくれたな、何て考えてから口を開いた。
「アズは?」
「みんなとクールダウン行った」
「……ケイトは?」
「お前の兄ちゃんに電話してる」
「うげぇ、」
「うげぇって何だ。うげぇって、」
「嫌、あの後こっぴどく遼兄に怒られたの思い出して」
「懐かしいな、俺も被害にあった」
「私だけでいいのにねー、」
「そういうわけもいかないだろ、俺が赤崎さんの立場なら同じことしてる」
「ふーん、」
「手の震え、止まったな」
「あ、マジだ」
さっきまで小刻みに震えてたのに。
「このトラウマ、さっさと終わらないかな」
「さっさと終わったらトラウマじゃないだろ」
「あーそっか、……でも、動けなくなるのはやだなぁ、」
「なぁ、あの時、何で泣いたんだ?」
「ん?」
「ケイトがよろしくっつったとき。あの時のケイトのオロオロっ振りは面白かったけどな、」
「あー……嬉しかったんだよ、」
「嬉しかった?」
「うん、やっと自分が認められたみたいで」
うん、イロイロとあったからね。あれぐらいの時は。
出口に立つと、みんなの顔が見えた。
「……じゃあ、よろしくな? 監督」
「……おう!」
「何やねん! ササ、ナツと何話してんねん!」
「大丈夫なノ? ナツ、」
「「心配したぞー!」」
「ちょ! 双子、俺が一番に言おうと思ってたのに! 俺も心配したわ! 指揮とかもうとりたくないし!」
「……俺もユキの指揮で動くのはゴメンだ……」
「僕もー、」
「シグマの一言って重いですよね、」
「あぁ、」
「まぁ、みんな心配したってこと!」
何か照れくさいぞ、コノヤロー、
「ナツ、兄貴もうすぐしたらつくってよ、」
「おー、」
赤崎妹の、今
ありがとう。
君たちがいなきゃ、きっと私は、
(しかしまぁ、何でフリーズすんねん)
(いや、精一杯の拒絶反応? シグマ、治せない?)
(……カウンセリング……)
この場にいない。
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SQUELCH!!