赤崎妹と、テスト勉強 





! ほとんど会話

「後一勝で決勝リーグだし、順調、順調、」
「ナツの場合、勉強以外はな」

はい、ササから熾烈な一言をいただきましたー。
そうだよ、授業のレポートとかはどうにかなってもこれだけはどうにもならない、テストが迫ってきているわけですよ。
だからみんなで勉強会な訳です。シグマ宅で。
しかし、コレが終われば……

「ガンナーズ戦……!」
「何が?」
「いや、アズ、テスト終わればガンナーズ戦を見に行けるんだよ、」
「バイト代ですか?」
「うん」
「ガンナーズかぁ、」
「ふぇ、どうしたの? ユキちゃん、」
「あ、ユウトおきてたのか」
「うん? いまおきた」
「で、ユキ、どうかしたの?」
「スカウトきたなぁ、って思っただけやけど」
「スラリと自慢入ったな」
「ササ、今日熾烈だね」
「くく、……だって、コイツ、最近彼女に」
「ふられたの!?」
「ナツ、違う! つーか黙れ! ケイト!!」
「え、ササ、彼女おったん!?」
「初耳ですよ」
「……初耳だな」
「中二から片思いしてて高一で叶ったんだよねー」
「「年上だよねー。確か3つ上」」
「どんな方なんです?」
「私のお姉ちゃんみたいな感じの人」

「頭いいのに大学行ってないからな。マジもったいねー」
「あー、もう! お前等黙れ! マジで黙れ!」
「ササ、耳真っ赤だぜ? サルみたいだ」
「し め る ぞ サ ト ル !」
「で、どうしたん? お兄さんが話聞いたるやん」
「うざい、ユキ。……、……ただ、最近、――やっぱ止めた。お前等のニヤニヤがイラつく」
「えー、」
「……、……、……そういえば、インターハイの決勝に平泉監督きてたよな」
「うわ、話変えよったコイツ」
「うん、来てたね」
「え、嘘、どこに?」
「一番上にいた」
「決勝って、シグマのチームだったよな?」
「……俺の、叔父だ」
『!!?』
「はぁぁ!?」
「マジで! 初耳!!」
「すげー、世界って狭いんだな、」
「……、……勉強しろ。リュウを見習えお前等」
「シグマさんがお怒りだー! みなのども、勉強に戻るぞ!」

赤崎妹と、テスト勉強


「誰かメール来たぞ」
「あ、私だ」
「だれから?」
「タッツだ。……、……よし、私がんばる」
「どうしたんです?」
「A判定なら、ハーゲンダッツ1ダース、ゴトゥーからおごりだって!」
「アイスなしでも目指そうとしないのか、ナツ」
「ケイト、ナツがそうなるのはサッカーだけだよ」
「流石! アズ! わかってるねぇ」



「誰だ」
「ササだ。この音は」
「………………俺もがんばるわ」
「何?」
「見るな」
「彼女からだな、絶対」
「ニヤケてるで、ササ」



「誰?」
「……俺だ」
「シグマ? 珍しいな」
「……、ナツ、この日付空いてるか?」
「あいてるよー、」
「……なになに? シグマ、ナツデートに誘うん?」
「そんな訳ないだろう。叔父さんが東京ダービー戦に連れてこい、と」
「……! まじでか!」
「あぁ、」
「「ナツ、せこい!」」
「ふははは! 監督の特権だよ、」
「カントク、勉強してクダサイ」
「……すいません、リュウ。そんな目向けないで……」


70

SQUELCH!!