血溜ノ間殺人事件(04)
「あ、れ、?」
目がさめると自分の部屋だった。しかも、朝である。長い間、気を失っていたな、と客観的にも思う。一瞬夢かと思ったが、頭の痛みは本物であるわけで。私を殴った犯人さんは優しいらしい。部屋にまで運んでくれるとは。と、いうか、なぜ殴られたんだろうか。星くんが倒れているのを見たから?あの倒れかた、背後から殴られたに違いない。嫌な予感がする。
不意にノックの音がしたため、ノロノロと扉に向かう。はい、と顔を出せば、昨日の対戦相手さんがいた。
「なぁ、星を見なかったか?って、あれ、それ、ウチの制服ーーつーか、すげぇ格好……あ、なるほど、ごめん、そういうことか。うん、悪いな。みんなには2人でオセロさしてたって伝えとくから。ごゆっくり」
そう言って扉を閉めた対戦相手さんに、え、と首をかしげる。服を見れば、学ランを着ていた。その下は、下着である。ちょっと待て。これは、やましい事をしたと思われていないか?背中を伝う冷や汗。誰がこんなことを。とりあえず、服を着替えようとカッターシャツなどを探すが見つからない。浴衣を着ようか、と迷っていると、はじめちゃんの叫び声が聞こえた。嫌な予感がする。とりあえずささっと浴衣を着て、声の聞こえてきた方向へ向かう。頭がクラクラとするので、やはり、スピードは出ないけれど。
やっとの事でついた先には、星くん以外が集まっていて。
「どうかしましたか?」
私のその一言に、全員が全員私の方を見た。