恐怖の館事件(3)
光彦がいなくなっくなって、探したものの見つからず。ため息をつく。
「じゃあ、俺はもう一回探してくるわ。お前らどっか隠れとけ」
そう言って三人にくるりと背を向ける。確か、眠らされるなりなんなりして外に出されてんだよな。
「ちょっと待て、俺も行く! 二人は近くの部屋にかくれてろ!」
追いかけて来たコナンに息を吐く。
「で、君の推理をワトソンに聞かせてくれないか? 江戸川コナンくん?」
「そのまえに、飯塚くんの考えを聞かせて欲しいなぁ」
「猫かぶんのやめたら? 別に俺気にしないし。呼び捨てで全然いいぜ」
そう告げれば、きょとんとした顔を見せたコナンにくつりと笑う。
「俺はこの屋敷にまだ人がいると思う。水も止まってなかったし、窓周りも腐ってなかったし、最近開けられたんだろ」
「俺も同じ考えだ。でも、だれが、なんの目的で?」
「何かを隠してる、とか……」
「隠してる?」
「てか、ここの奴らって本当に引っ越したのか? 引っ越してたら、こんな屋敷売り払ってるだろ。でも、売り物件と書かれたそれは立ってない。家具もそのままじゃねーか。不自然だろ」
「確かに」
「コナンは他に情報は?」
「この写真だ」
そう言って見せられたのは飾ってあった写真だ。なんでも事件が起きて、それは解決しないままらしい。写真はその家族だとか。
「よく知ってんなぁ」
「ははは、まあね」
「でも――」
続けようとした言葉は元太の悲鳴にかきけされる。全くもって、さっさと帰りたい。