おうえんがきた!



「コウタツさんだ――!!」

 次の日である。あのままケイファは蜀の四人は止まって帰るのかと思いきや、龐統と月英は帰るらしい。お礼は次に受け取ろうかねぇ、と告げた二人にケイファは引換券を発行して見送った。
 そんなこんな、馬岱に馬系ポケモンを紹介し、徐庶ときのみの世話をした後次の作業に取り掛かろうとした頃である。見知った青色がケイファの前に現れたのだ。そして、その後すぐに、ケイファ、いますか? と荀攸が現れたのである。その後ろには魏の軍師達がいる。

「わぁ、魏の軍師が勢揃いだね」
「まぁ……ケイファにとっては知り合いが多い方がいいだろうし……」

 徐庶と馬岱がそんな会話をしていれば、荀攸が二人の元にやってきた。

「徐庶殿と、馬岱殿ですね。お久しぶりです」
「えっと、お久しぶりです。たくさんですね……?」
「そうですね。まぁ、徐庶殿もお考えのようにケイファの知り合いを増やした方がいいでしょうから。それで、ケイファは冬支度でなにを?」
「あぁ、くさ属性のポケモン達が冬の間に過ごす家を建てたいみたいで。とりあえず陸遜殿と魚粛殿が俺たちでもわかりやすいように設計図に注釈をいれてくれて……木材や場所の準備はできたんだけど……」
「なるほど、くさ属性のポケモン殿は多くの植物と同じように寒さに弱いということですね」
「あぁ、なるほど、そういうことか」

 荀攸の言葉を聞いて、徐庶が納得した。なにが? と馬岱は徐庶を見下ろす。

「いや、ほら、ケイファが昨日魚粛殿と陸遜殿に、モグリューの攻撃は彩霞に効果抜群とか言ってただろう?」
「確かに言ってたね」
「くさは寒さに弱い、みたいな感じで属性には弱点があるってことかなと……」

 徐庶の言葉に、荀攸は少し考える。

「確かにケイファの話を掻い摘むと属性同士には相性があるのだと、俺も思います」
「徐兄、ハクネーさんがポケモンと建物建ててくれるって!」

 ケイファがそう言って三人の元にかけてくる。荀攸がケイファを見下ろした。

「ケイファ、それはいけません。満寵殿はくさ属性ポケモン殿の家に罠を作ってしまいます」
「酷いなぁ、荀攸殿。ちゃんとこの設計図通り作るよ。なんせ、建物の作り方が私達の世界とは全く違うからね!」

 ケイファの後ろからやってきた満寵は設計図片手にそうつげる。見てください、と言いながら満寵は設計図を取り出す。ここがこうであそこがああで、自分達の世界の建造物とはこう違って、と喋り出した満寵にケイファは目を瞬いた。そうして、なにか目を閉じてうむうむ頷くと目を見開いた。

「言ってることは難しくてよくわかんないけど、ハクネーさんが建物作るのが好きなことはわかった! 作業しちゃおう!」

 そう言って満寵に提案したケイファに、満寵はそうだね! 百聞不如一見というものだし! と頷いてそのまま材料が置いてある場所に向かう。コータツさんも徐兄も岱兄もはやくー、と手を振ったケイファに、荀攸はため息をつくのだが。


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