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なんやかんやで解決
なんやかんやでさすが金田一くんと言うか、犯人を先に自白に追い込めました。はいはい、恨みですね、辛いですね、でもしょうもないと涼しい顔で聞き流していれば、あんたさえいなければ私の完全犯罪云々と言われたので言っておきましょう。
「いくら紙面で完全犯罪を作り上げても、現実で実行できるか否かは違います。今回、貴方は運がなかったんですよ。よりによって金田一くんがいる時に犯罪計画実行するなんて」
さらりと告げれば、ギラリと向いた目に、ふむ、と思う。堀先輩が「おい、」と私の袖を引きます。
「アンタ達がいなければっ!」
「残念ながら、その行動は予測済みです」
そう告げて白い薔薇を取り出します。彼女に向かって投げれば刺さったそれに、金田一くんが「近宮さん!?」と騒ぎました。え、と止まった彼女に指を鳴らす。
「犯罪者の貴方には血のような薔薇がふさわしい」
そういえば赤く染まったそれ。目を見開いた彼女の手に蹴りを入れ、ナイフを真上に飛ばしキャッチします。もう一度鳴らせば、薔薇が散った。
「貴方は同情されたくて犯罪者になったように見えます。ああ、可哀想に、辛かったですね、アイツらは最低ですね……と言えば貴方は満足ですか」
そう言って踵を返す。全くもって、私は不機嫌なんだ。
「貴方に何がわかるのよ!」
「わかりませんよ、貴方じゃないんだから。ただ、自分が世界一不幸なヒロインなんだっていうアピールがくだらない」
「何よ!」
「では、貴方にわかりますか?」
たった1人の親を殺された私の気持ちが。
そう耳元で告げて、ナイフを彼女に向ける。目を見開いた彼女に、冗談ですよ、と息を吐く。
「貴方は人を殺した以上、貴方をそうまでさせた彼らと同等になったわけですから、殺されても仕方ありませんよ」
それだけ告げれば崩れ落ちた彼女を一平する。ナイフを机におけば、警察がなだれ込んできました。犯人が警察に連れていかれるのを見送ると、金田一くんが寄ってきた。
「近宮さん」
「はい、なんでしょう」
「近宮さんは、」
「ちーかーみーやー!!」
金田一くんがなにか言いかけた瞬間、ごつん!と頭を殴られました。痛い。頭を抱えれば、怒った顔をした堀先輩と宥める遊さんがいた。
「お前なぁ!! お前が殺されたらどうするんだ! 危ないだろ!」
「そうだよ、遥!死んだら元も子もないし、命あっての物種だよ!!」
そんなことを言った二人にきょとんとします。眺めていれば手を挙げた堀先輩に、また殴られる、と思ったら頭を撫でられました。
「無事でよかった」
「うんうん」
そんなことを言った二人にクツリと笑う。そして、金田一くんを見た。
「大丈夫ですよ、私も兄も。地獄の傀儡子にはなりません。それより大切なことがありますので」
「……そうだな、良かったよ」
そう頷いた金田一くんに後ろに二人は首をかしげる。
「なんでもありませんよ。……では、金田一くん。そのうちまたどこかでお会いしましょう」
GOODLUCK、探偵さん。
そう言えば七瀬さんと金田一くんが顔を見合わせた。
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