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当てずっぽうはやめてください



 マジックショーが始まりました。どのマジックも完成度は高いのですが、母のトリックノートのものでしょう。隣に座った兄も、私も自然と繋がれた手に力がこもります。耐えるように見て、例の生きたマリオネットの演目へ移りました。私の隣は御子柴くんです。遊さん、野崎くんは大丈夫だと考えて堀先輩に何かあったら千代さんに目隠しをと告げておきました。
 生きたマリオネットの演目が終わると、金田一くんに電話がきました。そして、電気が消えます。私は兄から手を離し、御子柴くんの顔をこちらで固定しました。スポットライトがついた瞬間、上がる悲鳴に、びくり、と御子柴くんが動きます。ちらりとそちらを見れば、由良間ではなく左近寺が殺されていました。御子柴くんがステージを気にしだしたので、彼の目を塞ぎます。

「ステージを見てはいけません」

 隣を見れば、野崎くんが千代さんの目隠しをしながらこちらをガン見していました。遊さんは堀先輩に目隠しをされ、こちらを見ています。そんな私達を見て、兄は幕を下ろしに席を立ちました。幕が下されたあと、息を吐きます。御子柴くんから手を離すと、野崎くんが「高遠が御子柴にキスするかと思って見てたのに」と言います。堀先輩が同調します。千代さんが真っ赤なのは野崎くんに目隠しをされたからでしょう。明智警視と剣持警部が客の誘導を始めます。舞台の方から、桜庭が「アイツが、近宮遥が、復讐しにきたんだ!!」と叫びました。別の意味で五人に凝視されました。桜庭に殺意が湧いた瞬間でした。

「犯人はお前だったのか」
「なんでそうなるんですか」



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