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登場人物が変われば犯人は?




 最終日、ギリギリなところで金田一くんが謎が全て解けたそうなので私たちは端で見つめます。
 マネージャーが私を見て、金田一くんを見ました。由良間はただまっすぐ金田一くんをみるだけです。桜庭はあわあわとするだけです。
 金田一くんはまず、母の事件から語ります。母の事件は事故ではなかったと。由良間は少し顔をしかめました。桜庭は相変わらず落ち着きはありません。さとみとマネージャーが由良間を見ました。由良間は何も言いませんでした。
そこから、金田一くんは犯人を指差しました。

「犯人は、アンタだ。ノーブル由良間!」

 それは思いもしなかった人でした。



 彼はどうして犯罪を犯してしまったのでしょうか。金田一くんの追求から逃れる彼を見つめてそう思います。
 ふと五人に目をやれば、まるで演劇を見ているようでした。彼が翡翠の原石を移動させたのはマネージャーに罪を着せるため。わざと動かしたそうです。確かに、体重云々だとマネージャーに罪が行きます。
 しかし、左近寺殺害に置いて、違う点が数個あります。それは、生きたマリオネットをすることができる人間は、私と兄、由良間のみということです。
 トリックを知るのは三人だけ。母から教えてもらった私、母からトリックノートを譲り受けた兄、そして、トリックノートをてにいれた由良間。マネージャーはマジックができません。さとみと桜庭は知りません。
 私か、兄か、由良間。私にも兄にも客席にいるのでアリバイがありました。まぁ、金田一くん曰く他にもミスがあったそうですが。金田一くんの追求に、彼は両手をあげました。

「――そうだな、三人を殺したのは俺だ」
「あっけなく認めるんだな」
「――マジシャンは、トリックがばれたら幕を下ろせ、か」

 由良間はそう言って息を吐きました。何かを思っているようでした。

「なんで、由良間さんが、」
「彼奴らが、許せなかったからだ。お前はちがうのか!?」

 そう声を荒げた由良間に、マネージャーは目を泳がせました。

「左近寺が細工をしなければ、先生は死ななかったし、アイツはあんなことにならなかった!!そもそも、トリックノートを奪おうとしなかったらこんなことは起こらなかった」

 何かを爆発させたような彼を私は見つめます。彼は、トリックノートがほしいわけではないようでした。



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