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今時、河原で喧嘩ってあるんでしょうか



「おや、先輩じゃないですか」

 河川敷にて例の先輩を見つけました。喧嘩の後なんでしょうか。傷が見られます。彼は座ったまま私を見上げました。顔は顰めっ面ですが。

「あんまり喧嘩しすぎると、顔変形しますよ」
「うるせぇ」
「そんなのだから彼女に振られるんですよ。ほら、出血してます。とりあえず、どうぞ」

 そう言って彼にハンカチを差し出します。彼は顔をしかめたものの、人の好意は受け取るものだと教えたからでしょうか。それを受け取り、傷に当てました。絆創膏を一枚取り出し、鼻につけておきます。唖然とした彼に頭をぐしゃりと撫でておきます。今の私の気分は、ガキ大将を手なづけている気分しょうか。

「では」

 そのまま家へと足を足を運びます。彼が何か呟きましたが知らないフリです。



「ちかみやー」

 御子柴くんと遊さんとお話ししてる時です。移動教室だったらしい堀先輩が現れました。堀ちゃん先輩だ!とかけだした遊さんを追って、彼に近づきます。

「火祀からだ」

 そう言って手渡されたのは数日前のハンカチです。と、いうことは、あの先輩は火祀と言うのでしょう。ん?火祀?聞いたことがある名前ですが、気にしないでおきましょう。私の代わりに遊さんが首をかしげます。

「火祀?」
「大分前に近宮を殴った奴だ」
「はぁ!? なに!? 遥、そんな奴と仲良くしてたの!?」
「仲良くしているというか、私がちょっかいをかけてますね。嫌がらせをしてます」
「まだ続いてたのか、アレ。ってことはこのハンカチもか?」
「これは先日彼が怪我をしていたので渡しただけですよ」

 確かに受け取りました。
 そう言えば、二人は顔を見合わせました。ん? と首を傾げれば、双方頭を振りました。なんでしょうか。

  後日のことです。恋しよっ!のサブキャラの話で、私がモデルであろうキャラが女番長の世話を焼いていました。ネタ提供は堀先輩でしょう。その原稿を眺めます。あれはフラグと呼ばれるものだったようです。



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