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フラグが見事に達成されました
たどり着いたダイニング。とりあえず、遠山さんと空いている席に座ります。最後にやってきた金田一くん達が着席すると、毛利さんは箱を持ってきました。
目の前にあるクロッシュの中には例のアレでしょうか。箱の中はなんでしょう。記憶はありません。
金田一くんが箱を開けようとしますが、毛利さんに止められました。毛利さんは聖書の一部を口にします。旧約聖書でしょうか。悪人は許されないらしいです。私は許されていないのでしょうか。
まぁ、冗談はともかく。金田一くんが箱を開けました。その瞬間、悲鳴が上がります。それもそうでしょう。中にあったのは生首です。なら、手元のクロッシュは、と、クロッシュを少し開けます。そして、素早く閉めます。目線を明後日に向けると遠山さんと目があいました。遠山さんが手元のクロッシュを開けました。遠山さんのそれには右手です。また悲鳴が上がりました。一つ一つ開けて回る遠山さんはすこしシュールでした。
そんなこんなしていると、毛利さんに容疑が向きます。どうやらエレベーターは2つあるようで。金田一くんがその双方に薔薇の花を置き、エレベーターを動かしました。地下の厨房へ行き、エレベーターを開けます。中にはクロッシュとケーキの入った箱が入っていました。二重構造です。
「でも、犯人がもしクロッシュとケーキを逆に入れたら!」
そう告げたジゼルさんに首を振ります。
「逆に入れることはほぼないでしょう」
「どういうことよ!?」
「冷蔵庫の近くにケーキを入れるエレベーターが、オーブンの近くにクロッシュを入れるエレベーターがあります。貴方は一々逆に入れようと思いますか?」
そう尋ねれば、そうだけど、という声をいただきました。ジゼルさんが薔薇を詠みます。その言葉にわかりやすい反応をした酔っ払いは外へ出る!と告げて外へ。それを追いかけますが、彼は薔薇の棘に塗られた毒で亡くなりました。おそらくは青酸系でしょう、と思っていれば、遠山さんがちゃんとした答えを告げました。
館の中に戻ります。毛利さんが配ったケーキを金田一くんは一人で食べています。そういうところはお兄さんそっくりです。私は甘すぎると食べれないため、フルーツをいただきました。何か食べないと体が持ちません。警察は来れないそうです。暇に耐えかねて携帯電話の電源を入れます。すると、着信履歴が凄いことになっていました。見なかったことにしましょう。
「そういえば、近宮さんって今何歳?」
そう尋ねた金田一くんに、お兄さんと同い年ですよ、と告げます。二度見されました。老けて見えるんでしょうか。
「ってことは、17かよ!」
「はい」
「あれ?でも、仕事って……」
「母の手伝いというかそこから派生した仕事ですよ。でも、今年は休業して唯の高校生をしています」
「そうだったの」
私の言葉に、白樹さんが納得していました。劇場関係の仕事ってどんな? と佐久羅さんが首をかしげます。私は手前にあった薔薇を一輪とり、それをカードにして見せました。
「こういう仕事です」
ニコリと笑えば「マジシャン!? マジで!?」と金田一くんが身を乗り出しました。周りも何か納得していました。だからポーカーフェースなのね、と冬野さんが告げます。表情……は、気をつけましょう。確かにビビらなすぎですね、私。
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