夢主がお母さんに言いたいこと

お題タグがあまりにも長くなったのでベッターで公開。

孫権君と燐玲ちゃんの結婚式前夜にて。
・燐玲ちゃんの思い
・孫権君の誓い
結婚式早朝。
・孫堅の独り言

結婚前夜のお墓参り。

燐玲
「お母さん、私と劉備を生んでくれてありがとう。お母さんが居なくなって劉備と2人だけになっちゃったけど、あれから色んな人達と出会ったよ。黄忠のおっちゃんに趙雲と馬超。関羽と張飛、諸葛亮。孫堅さんに曹操さん。ベンジャミンとエドワード、アルセーヌさんにヴェルデバスターさん、アーサーさん、信長さんに佐助さん、シーザーさんとクレオパトラさん。みんなとても優しくて大切な人達だよ。そして孫権。私達を助けてくれた孫堅さんの息子さんで、明日私の旦那さんになる人。優しくて強くて、誰よりも私のことを想ってくれる人なの。お母さんが居たら会わせてあげたかったなぁ。きっとお母さんも気に入ってくれると思う。私と劉備は当分そっちに行けないけど、天国でお父さんと見守っていてね」

この後孫権くんも一緒にお参りします。

「燐玲さんのお母様、お久しぶりです。孫権ガンダムアストレイです。直前のご報告で申し訳ありません。本日は結婚のご報告に伺いました。燐玲さんと約3年間、結婚を前提とした交際をさせていただき、先日僕から結婚の申し込みをしました。燐玲さん本人から了承をいただき、明日、僕と燐玲さんは結婚いたします。燐玲さんと共に支え合いながら、たまには背中合わせになって、温かい家庭を築いていきたいと思います。どうか、僕達の歩んで行く道のりを見守っていてください」

横で孫権の口上を聞いてた燐玲ちゃんが「明日からこの人が私の旦那さんになるんだ…」って聞き惚れてる。

…よぉ。アンタと会うのは何年振りだろうな。
劉備達がガキの頃に初めて挨拶したから…もう10年以上も昔になるのか。
アンタとはほんの一言二言くらいしか話してねぇから酒の好みが分からなくてな。
オレの秘蔵の酒でよければ飲んでくれ。
…あれから本当に色んな事があったが、もう一度会えたら1番最初に一言言いたかったんだ。
ーーありがとうな。
オレはBUGが橋まで攻めて来た時にアンタがいたのを見て一時心が揺れたんだ。
まだ小さい劉備と燐玲の目の前で、母親に手を掛けてもいいのかって。
かと言ってレッドタイガーの長であるオレが、てめえの家族と部下を危険に晒してもいいのかって。
あの時アンタが橋を落としてくれなかったら、オレは自分の家族と部下を失っていた。
本当に、ありがとうな。
そして…最期まで守り切れなくてすまない。
幼い2人を遺して先に逝くなんて、子を持つ親なら絶対に辛かったはずだ。
オレも息子2人、娘1人いるから分かる。
あいつらの成長を見守れないのは、親として悔しいと思う。
劉備と燐玲だって、可愛い盛りだったよな。
あの子らの未来を見届けてやりたかったよな。
本当に申し訳ない。
…アンタが死んでから、あの2人は自分達の力で生きていく事を決めた。
オレの船に乗るのも提案したが2人の意志は固くてオレの方がうちの長男坊に怒られちまったよ。
だから、2人を安全な場所に送り届けるまで生きる術は徹底的に叩き込ませてもらった。
その時にうちの次男坊とも引き合わせたんだが…その話はまた後でな。
オレ達と別れた後はショクに身を寄せて、良い仲間達に恵まれたようだ。
ハロを抱えて涙ぐんでたチビの劉備があんなに立派なリーダーになるなんて思わなかったし、燐玲は、芯が強くてしっかりしてて綺麗になって驚いた。
うちの次男坊が話しかけるのにビビりまくってたくらいだ。
アンタに似て良い女になったよ、燐玲は。
…今日ここに来たのは思い出話を語りに来ただけじゃねぇんだ。
さっきからチラチラうちの次男坊の話題が出ているんだが…今日はな、次男坊の孫権と燐玲が結婚するんだ。
昨晩2人から聞いてるだろうが、改めてオレから挨拶したかったんだ。
アンタが命懸けで守った大事な娘を貰い受けるんだからな、当然だろ?
あの時託された者として、義理の父親として、けじめはきっちり付けたかったもんでな。
孫権は…人見知りであがり症で一見頼りない男に見えるが、実力は確かで芯もしっかりしてる。
オレが言うのもなんだが、自慢の息子だ。
今まで苦労もあったが2人で支え合いながら乗り越えて来た。
きっと良い夫婦になる。
…っと大分喋り過ぎたな。
そろそろ式が始まっちまう。
次に来た時には、もっと美味い酒を用意して来るから楽しみにしといてくれ。
じゃあ、もう行くわ。