朝からそわそわするサンダースの様子を見てナマエさまに尋ねると今日はジョウトからご友人が来るそうだ。
いつかのサンダースの様子もそうだった。
きっと今頃ミュージカルや観覧車で楽しんでいらっしゃるのだろうか。
と、あれこれ考えていたらマルチトレインで14勝したお客様がいると連絡が入りクダリと電車に乗り込む。



「ノボリ、今日の挑戦者強いかな?」


「どうでしょう、おや20勝されたようですね」



2人並んで挑戦者を待ち構えると、どこか見たような後ろ姿。
と、その後には男性…だと思われる。
でもいつもと違う様子だから本人かどうかは不確定。



「もー、20勝でも結構しんどいよ」


「あと1回らしいから頑張ろうよ…」



らしいって何、と文句を言う男性と、あぁやっぱり私は間違っていなかった。



「ナマエつなぎじゃない、私服珍しい!」


「いや、9割方つなぎですけど、昼間遊びに行くくらいは私服ですよ…」


「ナマエさま、そちらの方は…?」


「あ、こっちはヒビキ、あたしのジョウトの友達です」



初めて見るナマエさまのラフな私服に気を取られていたが即座に私は聞いた。
あぁ、この方が前から言っていたナマエさまのご友人。
深くご友人の事は聞いていなかったがまさか男性だったとは。
はじめまして、とぺこりと頭を下げたヒビキさまと目が合うと彼は不適な笑みを浮かべられた。
瞬間、私の胸の内にもやりとしたものが沸々と生まれる。



「ノボリさん、ヒビキがバトルサブウェイ挑戦するって言ったんで今日はお手合わせ願います」


「わかりました、ではよろしくお願い致します」



勿論今日の彼女はバトルをしに来たようなのできちんと相手をする。
彼女達は友人と言うだけあって長い付き合いなのだろう。
息ぴったりのコンビネーションで私達を呆気なく破った。
ナマエさまがお強いのは元から知っていたけれど。
それ以前に私は何故か本調子が出ていないと終わってから気付いた。




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