Sucreve

7/21の話



謎会話のみ。






(最近黒ボスが素っ気ない気がする)
「どうしたの?浮かない顔してる。厳選うまく行かない?」
「違います。…………最近、黒ボスが素っ気なくて」
「そう?」
「はい。いつもなら書類渡す時最低でも三分二十秒は会話するんですけど最近はそれが最長二分十八秒になってしまって」
「計ってるの?」
「私何かしましたかね……」
「きみノボリの事好きだよね。じゃあ聞いてきてあげる」
「私の名前出さないでくださいね?」
「すっごい無理。きみの話するんだから出す。当然。でもきみが気にしてるとは言わないであげる」
「それなら……まぁ。お願いします」



「ノボリ」
「どうしましたクダリ」
「最近あの子と仲良くない?」
「なっ、何の話でございましょう!」
「ノボリわかりやすすぎる。何かあったの?……あの子のこと嫌いになった?」
「そのようなことはありえません!」
「じゃあ何で?」
「そ、れは、その……」
「何で?」
「……………………彼女を、想うあまり、……その」
「家に忍び込んだ?」
「していません」
「着替えを盗んだり」
「あなたはわたくしを何だと思っているのですか。違います」
「何したの」
「………………その、…………夜、一人で、その」
「はっきり言って」
「…………じ、い、行為、を」
「じい…………ああ、あの子で抜いたの?」
「クダリ!!!!」
「何でそんな怒るの。あの子のこと好きなんでしょ?」
「……………………好き、です。ですがこのような汚らわしいこと……」
「あのねノボリ。あの子のこと好きなんでしょ?結婚したらどうするの」
「!?」
「結婚したらそれどころじゃないことあの子とするんだよ?」
「そっ、そのようなこと、……有り得ませんよ。彼女がわたくしのようなポケモンにしか興味の無い男を選んでくださるなど」
「一回告白してみたらいい」
「嫌です。…………今の関係を壊すくらいならこのままでいいんです」
「ノボリ臆病。…………じゃああの子にノボリをどう思ってるか聞いてきてあげる」
「は!?」
「行ってくる」
「ちょ……ちょっと待ちなさいクダリ!!」



「というわけでノボリに聞いてきた」
「ありがとうございます……?」
「何か…………罪悪感だと思う」
「何がですか……?何もされてませんけど……」
「んー。ところできみノボリのことどう思ってる?もし、ノボリがきみに『付き合って』って言ったらどうする?」
「そんなことあるわけないじゃないですか。黒ボスみたいな素敵な人が私なんか選ぶわけ」
「思考回路ほとんど一緒。……もしもの話。もしも、ノボリがきみを好きだって言ったら?」
「そりゃ…………嬉しいですね。ずっと好きでしたし」
「!」
「?……!!」
「あ、ノボリ。ついて来てた」
「あ、あの!…………盗み聞き致したことは謝ります。謝りますが、その、今の言葉、は……」
「…………な、何でもな」
「くない。ノボリの聞いた通り。この子、ノボリと両想い」
「……!」
「え?両想いって……」
「じゃ、ぼく仕事戻る。あとはよろしく」
「クダリ……ありがとうございます」
「え?え?」
「あ、あの!…………わたくし、ずっとあなたさまをお慕いしておりました。宜しければ、わたくしと結婚を前提にお付き合いしていただけないでしょうか!」
「結婚!?」
「わたくし、あなたさま以外を伴侶に選ぶ気はございません」
「!」
「……ダメでしょうか」
「…………ふ、不束か者ですがよろしくお願い……したい、です」
「是非!!!!一生大切に致します!!」
「テンション高い…………と、ところで最近素っ気なかったの、何でですか?さっき白ボスが罪悪感とか言ってましたけど……」
「……………………」
「黒ボス?」
「………………何、でも、ありません」
「気になるんですけど!」
「何でもありません!……そ、それよりも、将来のことについて話しませんか!例えば結婚式ですとか新婚旅行ですとか!」
「は、早くないですか!?」
「そのようなことはありません!その後にも考えることは山積みでございます。新居についてや今後の将来設計等々!ですので!」
「めちゃくちゃ暴走特急じゃないですか……」
「あなたさまとの幸せな未来の為でございます。早すぎるといったことはございません」
「…………」
「どうかなさいましたか?」
「黒ボスがちゃんと私のこと好きなんだなぁ、って、嬉しくなっただけです……」
「わたくし、ウソなど申しませんよ。あなたさまのことを愛しております。……わたくしと幸せになってくださいまし」
「……はい!」



end.


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