69:その心は誰がために

「──ん、れーん」

 これまでの三度のタイムリープ人生、その大半を賭した私のリベンジは大成功の形で幕を閉じた。圭介は五体満足で生きており、満足できる結果であることは間違いない。
 ──が、しかし。翌日からの自分の人生について、全くと言って差し支えない程に、何も考えていなかったことに気が付いてしまったのだ。

 大前提として、圭介が生きている今、タイムリープのために死ぬ必要はなくなった。死ぬ必要がないからには生きていけばいいのだが、それはそれで、私は今後何を目的に生きていけば良いのかが分からなくなってしまって。
 どうも私は、このためだけ・・に生きてしまっていたらしい。

「こりゃ聞こえてねえなあ……」
「だよなあ……」

 それも最初は──少なくとも、今回に戻ったばかりのときまでは違ったはずだ。

 好き勝手に動くのは、あくまでも自分が何の憂いもなく、自分の人生を謳歌するためで。そのために圭介に生きていて欲しかったはずだった。
 ソレがいつの間にか、圭介を死なせないために人生の大半を賭していた。

 ──どうしてこうなったのか。

「どうする? 聞こえてる上でシカトされてるだけだったら」
「泣く」
「おもしろ」

 不良として前回以上に目立つ情報屋になったことだって、それまで以上に繋いだ交友関係だって、それまで以上に必死で体を鍛えたことだって、学校でそれなりに優等生の皮を被っていたことだって。思い返せば、今までの人生は全てあの場でよりスムーズに動くためのものだった。
 あの場で絶対に圭介を死なせたくないという、本来であればいち手段・・でしかなかったはずのモノが、目的・・になってしまっていて。だからこそ、その後のことなんて何も考えてもいなかったのだ。

「……言っとくけどさあ! オレが無視されてんなら兄ちゃんもだからな!?」
「竜胆さあ……流石に言っていいことと悪いことくらい分かれー?」
「兄貴も泣く?」
「……泣くかも」
「そもそも兄ちゃんって泣けるン……?」
「ア゙?」

 簡単に言えば──燃え尽きてしまったわけで。
 気力と魂をすり減らしているとばかり思っていたモノが、すり減らすどころか燃料にしてしまっていたというか、なんというか。目的と手段がいつの間にか逆転していたことにすら気付けなかったことだって、灰のような現状をより際立たせてしまう一因となったのだろう。

「……蓮さあ、ここ何日かマジでぼんやりしてねえ? 昨日はケーキ焼くのも失敗してたし。しかもそれで何で焼きそばになんの? や、それもすげえ美味かったけど」
「そりゃそうだろ、何せ抗争明けだぞー?」
「つってもな……抗争から何日経ってると思ってンの?」

 次兄のごもっともな言葉を綺麗に無視した長兄は「そりゃ疲れも引き摺るよなー?」なんて言って、ぼんやりとする私を背後からテディベアの様に抱え込む。そんな兄達の相手をする元気もない。
 既に次兄よりも縦に長い末妹をテディベア扱いするんじゃねえ、なんて文句を言う気力も当然ない。無遠慮に頬を摘む手を払い除けることすら億劫で好きにさせている始末だった。

 ──ちなみに、兄が好き勝手話していたアレソレは聞こえた上でシカトしていたワケだが。わざわざ言わなければ良い話だ。

 そんな二人はどうも、今日に入っている予定までは私を甘やかすことに決めたらしい。そんな穏やかな空間に──「これからどうしよう」なんて、心の声がそのまま出てしまった小さな呟きが落ちてしまう。本当に、これからの私はどうすればいいのか。

 何度考えても同じところに戻ってきてしまうが、今回は圭介を死なせないために、より都合が良いとして始めた不良なのだ。
 圭介を死なせないために入ったチームもなくなった。
 圭介が生きている今、不良を続ける意味だって特にない。
 言ってしまえば──生きる理由も特になく、だからといって死ぬ理由だって特にない。

 私の呟きをきちんと聞き取ったらしく、微妙な表情で顔を見合わせる兄には申し訳ない気持ちも多少はあるが、しかし。こればっかりは許してほしい。何せ、本当にどうすれば良いのかが分からないのだから。

 しばらくそうして誰も口を開かなかった空間で「蓮はさ、」と、言葉を選んでいるような長兄の声が聞こえた。珍しいこともあるものだ。弟妹相手には大概遠慮のない長兄が──よりにもよって、ぽっと出の方の妹を気遣うなんて。

「蓮はオレらに何も話してくれねえけど、」
「兄貴!」
「悪ィ、ミスった。ンー……要はあの日の為にずっと動いてたんだろ? 普段は真面目ちゃんなのも、ちょっと前に竜胆に骨折らせたのも、オレに殴らせたのも」
「ン」
「……ごめん兄貴、ちょっといい?」

 長兄の言葉を遮った次兄がいつになく難しい顔をしている様子を、合わない焦点でぼんやりと眺める。躊躇うように何度も口を開けては閉じて、そうして聞こえた「まさかとは思うけど、オレらがネンショーに居る間に舎弟になってたやつも……」に続けたかった言葉は──話の流れからして、察することは容易だった。
 どうせ「それも昨日のためなのか」とか。その辺りだろう。

 時間にしては何年も前だとはいえ、長兄が最初に挙げた『真面目ちゃん』を否定しなかった時点で遅かれ早かれ勘付かれていたことだ。聞かれてしまったことに対して、ボロが出ない様に嘘を重ねることすら面倒だった。
 諦めのままに緩慢な動作で頷いて見せれば、次兄は両手で顔を覆ってしまう。背後からも「怖ぇー……」なんて声も聞こえてしまったからには、無言のままで目を伏せるしかないだろう。

 タイムリープなんてオカルト極まりないモノをしていることを伝えていない以上、そう言われることだって想定の内なのだ。──無論、面倒で対策はしていなかったが。対策をしていたらこう・・はなっていない。

「今更だけど理由聞いていい?」
「……誰かに心酔してた方がさ、何かしたくなったときに動きやすくなるだろ」
「あくまでも『何かしたくなったとき』のため、な……」
「ウン」
「……これ以上掘り下げるのやめるワ。怖えし」

 じわじわと怖いホラー映画でも観ている様な顔でそう宣言した次兄に眉を下げていれば、私を抱き抱えていた長兄の腕の力が強まった。身を捩って逃げようとしてもそう簡単に逃げられるはずもない。こうなった長兄から逃げられないことなんて分かりきっているし、ここは大人しくしておくべきか。
 そもそも、そう簡単に逃がしてくれるのであれば既にそれは長兄の皮を被った何か・・となるわけであるからして。逃げられないことだって、当然と言えば当然だ。──いや、我ながら思考が兄貴竜胆につられているな。下手なオカルト創作の設定かよ。

「ってことはさァ……」
「ウン」
「つまり蓮は、他所に行きたければ『夢から覚めた』ことにすればいいって思ってたってこと?」

 つむじに顔を埋めて喋る長兄の声は、完全に拗ねているときのそれだった。さっきまでの不自然に気を遣われている態度よりはいくらかやり易いが──しかし。正直に言えば、今更そんなことで詰られても知ったことではないのだ。

 別に良いだろ。兄ちゃん兄貴竜胆も、初めから本当に心酔されているとは微塵も思っていなかったのだから。分かっていて乗った癖に今更何をしょげているのか。
 そんな感じのことを掻い摘んで吐き出せば「それでもいざ言われると寂しーの」なんて駄々を捏ね始めた。──この兄マジで怠いな。話を変えよう。

「一応、言うとさ。この家に転がり込んだのは普通に、楽しく生きていくためだったんだよ」
「そりゃそうだろ。あの時点でそこまで考えてたらマジでヤベーんだワ」
「……なあ、何でそんな当たり前のことわざわざ言ったの」
「……ハハッ」
「怖い怖い怖い! 兄ちゃんもだけどマジでホラーの空気に戻すのやめて!」

 なおも「怖いこと言うなって!」と自分の腕を抱える次兄に、長兄と二人して笑い声をあげた。声の割に表情筋が死んでいるのは気にしないでほしい。生憎と顔を動かす気力までは戻ってこないのだ。
 遊ばれていると察したらしい次兄には睨まれてしまったが、まァ、本当に遊んでいるのは長兄だけなので。私の方は許してほしい。無理かな。無理だろうな。

 ──思えば、かつて私が彼らに取り入ったのは、今言った『普通に楽しく生きていくため』で間違ってはいない。普通に生きていけるように比較的安全な拠点を欲し、楽しく生きていくために、この二人からの庇護を欲した。
 というか、今回でもあの時点ではまだ・・その通りだったのだ。その後に問題があるだけで。

 そんなことを考えながらも、未だ騒いでいる兄をぼんやりと眺めて。ふと、自分の目元が緩んでいることに気が付いた。何がきっかけかは分からずとも、知らぬ間に笑う気力くらいは戻ったらしい。
 けれど──この状況には笑いたくもなるだろう。次兄は完全に「自分で遊ぶための発言だった」と認識してくれている。長兄は、口にしていない私の真意を知ってか知らずか乗ってくれた。一度緩めたはずの腕の力を入れ直した長兄には勘付かれていそうなものではあるが、まァ、この場で問い詰められないのであればそれで良かったから。

「んじゃ、ちょっと元気になったところで話戻して良い?」
「ア、ごめん兄ちゃん。すげえ脱線させた」
「いーよ。おかげで蓮も戻ってきたんだから」

 ケラケラと笑って私が『戻ってきた』と不思議な表現をした長兄は、そこで少し言葉を切った。「『これからどうしよう』だっけ?」なんて言って話を掘り返す。
 次いで聞こえた声は長兄らしくもなく真面目なもので。それでも、どうしたって横暴な我らが長兄らしい言葉で──思わず口の中を噛み切った。

「そんなの、これからもオマエがやりたい様にやればいいだろ」

 それが分からないから、ここまで困ってンだろうがよ。口内の肉を噛み切ってなお歯を噛み締める私を見て、少し困った様に眉を下げ「喧嘩はさ、普通に好きなんだろ?」と援護射撃をしたのは次兄だった。
 曰く、嫌々喧嘩をしている様子があれば流石に止めていたらしい。──確かに、それは否定はできなかった。

「まァ、ウン」
「ダチと殺り合うことも、喧嘩終わりにダチと飯食いに行くのも好きなんだろ。相手が半間の野郎なのは微妙に腹立つけど」
「……ン? ウン」
「ンじゃ、その『好き』を拾っていけば、やりたいこともそのうち見つかるんじゃねえの?」
「そ。いつも以上にぼんやりしててもオマエはオレらの可愛い妹なんだから、兄ちゃん達はいくらでも付き合うし?」
「……オレ、兄ちゃんのそういうとこ嫌い」

 本当に嫌そうな顔で、嫌そうな声をして。「良いとこ全部持ってくじゃん!」と吠える次兄も「長男に花持たせろー?」なんて笑う長兄だって。珍しくも大真面目に私のことを考えてくれていたことに変わりはなかった。
 ついでに、ついさっきまでは口内を噛み切る程に理解できなかった言葉も──なるほど確かにとも思えてしまったのだ。何と単純なことか。

 確かに「六本木で情報屋といえば」で、まず名前が挙がる人脈を築いたのは私だ。
 ただの情報屋ぶる不良であれば必要のなさそうな程に知識を詰め込んだのも。目的はあったにしろ、情報屋には必要もない程に喧嘩の腕を磨いたのも。間違いなくその過程を楽しんでいたのも、私だ。

 半間をマブだと思っていることだって、稀咲ともきちんと友達になりたいのだって。比較的真面目に学校に通って、知識を積み上げてきたのだって私なのだ。それらを獲得した目的が圭介を死なせないためと、それに付随するモノであったとしても、私の中に残ったものであることには変わりない。

「お、ようやく完全に戻ってきたな」
「ウン、ありがとう。おかげでちょっとすっきりした」
「ドウイタシマシテ」

 あとは「オレらから聞くまでマジで話してくれねえの何? そろそろ何とかしてくれない?」とか「珍しく弱ってる可愛い妹を甘やかすくらいさせろー?」とか。どうやら本当に心配してくれていたらしい兄達に、心の奥がぽかぽかとする。
 精神的に参ってしまったのは想定外だったが、彼らが甘やかしてくれるのであれば、たまにはこういうのも──なんて。雲行きが怪しくなって来たのは、能天気にもそんなことを考えていたときだった。

「ヨシヨシ、そしたら蓮はもうちょいこのままな」
「ハ?」
「オレ特服持ってくるワ」
「何……?」

 完全に長兄に凭れていた背中を起こされ、不思議に思う間もなく、起床したそのままだった髪をいじられる。
 何をするつもりなのか聞いても、上機嫌に鼻歌を歌って髪を結っていく長兄は──既に、私の言葉など聞いちゃいない。微妙に引っ張られる感じからして編み込みまでされている気がする。どうしよう、本気で雲行きが怪しくなってきた。こうなった長兄を止めてくれそうな次兄だってどこかへ行ってしまった。

 ──アー、いや、もうどうにでもなれ。どうせ兄ちゃんが飽きるまでは動けないのだ。そんな気分で細く息を吐いて、大人しく晴れた頭を回すことにした。

 確かに、今回で得たものは私の力だ。喧嘩だって元々好きだし、圭介のことがなくとも不良になっていたことは想像に難くない。何なら、最初の記憶の中ではその通りだった。アレはどう考えても圭介に拠ったモノではない。
 気の置けないマブと行く喧嘩明けのご飯屋開拓も好きだし、今みたいに適度に頭を回すことだって好きだ。自分のことを含めた渡す情報に細工をして、賢い飼い主の鼻を明かすことだって素直に楽しかった。だったらそれでいいのではないか。

 そもそも、今後またいつ圭介が死なないとも限らないのだ。そうならない様にこれまで通り、私が『やりたい様にやればいい』。ここいらで初心に帰ることも悪くはないし──私も圭介も生きている以上、遅いはずもない。

 ふと、知らずに笑いが漏れてしまう。見慣れない服を一式持ってきた次兄には「何か急にご機嫌じゃん……?」と少し引かれてしまったが、そのくらいのことはどうでも良かった。
 だって、これからも私がやりたい様にやればいいと教えてくれた兄なのだ。この程度の扱いは甘んじて受けよう。

「髪は終わったぞー」
「じゃあハイ、蓮はこれに着替えて」
「……いや、これ」
「早くしろよー? 大将待たせるわけにはいかねえんだから」
「エ????」

 次兄から渡された黒の長ランは、どう記憶を探ってもこれまで一度も袖を通した記憶のない特服だった。それでも中心に入った白いラインと、首の髑髏を含めてどこか見覚えがある。
 具体的に言えば、横浜に顔を出したときに、メジャーの隣に置いてあった紙の──クソ、やっぱりこうなるのか。

 「行けたら行くって言ったのはオマエじゃん?」なんて言って。自分達の準備をしに散って行った兄の背をしばらく眺めて──ようやく思い至ったその不自然な・・・・行動の裏に舌を打った。

「まさか今まで甘やかされてたのって……」
「そー、オマエを大将のところに連れて行ける状態まで戻すため」
「はァ!? ちょっと見直した私の気持ちは!?」

 洗面所から顔だけを覗かせ「いやー、ギリギリで立ち直ってくれて助かったワ」なんて棒読みで笑う次兄と、私を気遣っていたしおらしい態度が嘘だったみたいに爆笑している長兄に、思わず「クソ兄貴!! そういうとこマジで嫌い!!」と中指を立ててしまったことも仕方がないだろう。本当にありえない。
 珍しいこともあるものだとは思っていた。けれどまさか、その『珍しいこと』に本気で裏があるなんて考えていなかった。そんなところまで私と似ていなくても良いだろうが。

 まァ、でも。決意表明も兼ねて、黒川イザナからの誘いに『行けたら行く』と言ってしまったのも私ではある。渡された特服に納得はできずとも、行ける状態にされてしまった以上、せっかくの誘いを無碍にするわけにもいかなかったのだ。

 とても、心の底から悔しいことに。





 ──そうして連れて行かれた横浜は、横浜であっても、いつかに顔を出した溜まり場ではなかった。

 海風で寒さが際立つ埠頭に集められたのは灰谷兄弟と望月莞爾、斑目獅音と、未だ東卍に籍を置く武藤泰宏。それから、鶴蝶と私だ。
 武藤君が赤い特服を着ていることと、曰く下僕であるらしい鶴蝶がこの場にいることは不自然ではなくとも、私がこの場に居ることに、私以外の誰からも異議が上がらなかった時点で逃げられない。

 とはいえ元より、尻尾を巻いて逃げ出すつもりもなかった。この場には極悪の世代と呼ばれる不良が誰一人として欠けることはなく、当然の様に鶴蝶だって居る。一度顔を合わせただけでしかない私が場違いすぎるだろうとは思っても、それが黒川イザナ彼らの王の意思であるならば。

「極悪の世代、テメェらの出番だ」

 こうして、黒川イザナを筆頭にした王国天竺は結成された。私が極悪の世代ではなかったとしても──私が、稀咲が正式に加入するまでの繋ぎかもしれなくとも。彼らの王にそうあれと望まれたのであれば。
 それぞれの思惑を全て汲み取って、利用して、私の人生を楽しく生きてやろうじゃないか。





「ア、おいサブロー」
「はい? 何でしょう」
「オマエ、オレのこと何て呼んでる」
「はァ……?」

 何の脈絡もなく、黒川イザナから個人的に呼ばれた場で言われたのは、まさかの呼び方についてだった。質問の意味がよく分からない。
 とりあえず、と心の中で呼んでいるフルネームを言えば、盛大に顔を顰めた後に「やっぱりか……その呼び方やめろ」なんてことを言われてしまって。どうも、どこかのタイミングで口に出したモノを兄伝いに聞いたらしい。

「イザナで良い」
「イザナ」
「あ゙?」
「イザナ君」
「ン、やればできンじゃん」

 そう言ったイザナ君は、まるでひと仕事終えた後の様な満足顔で兄達のところへと行ってしまった。いや、エ──何? 今の。

「鶴蝶、さん? ちょっといいですか?」
「どうした? あとオレのことは呼び捨てで良い。そっちの方が年上だろ」
「じゃあ鶴蝶。で、その……今の何ですか?」
「今の……ああ、イザナか」

 そう言って頷いた鶴蝶曰く、一人だけフルネームで呼ばれているらしいことをしばらく気にしていたらしい。
 あまり言うと怒られるから、と小声で教えてくれたが──そんな鶴蝶は、耳ざとく聞きつけたイザナ君に「余計なこと言ってんじゃねー」と軽く蹴られていた。なるほど、悪いことをしたか。


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