かわいいあの子について



意外だった。
だって彼女はいつも無邪気に笑うから。
幼なじみで姉弟のように育ったというルフィとよくくっついてじゃれているし、この船では子供に振り分けられるウソップやチョッパーとなんかとも遊んでいるし、辛いものや苦い食べ物が苦手な代わりに甘いものが好きだし。
時々口調が舌足らずになったり、頬を膨らませて拗ねてしまったり、ほんの少し泣き虫だったり。
天真爛漫。汚れのない子供のような純粋さがあって、それはそれはかわいらしくてたまらない彼女が、実はおれより年上だったなんて。そんなギャップももちろん魅力的だけど。
「びっくりした?」
そうやって肩をすくめながら聞いてくる様子は、やっぱりかわいらしくて。
おれの心臓の辺りのやわらかいところを絶妙にくすぐってくるから、息が詰まりそうになって。
我を忘れて取り乱しかけたのをこらえ、誤魔化すようにひとつ深呼吸をした。

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