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「…………夢か」
夢だったはずなのにまだ生々しい感覚が腰に残っていて、腕の中の花厳の頭に頬を寄せる。激務終わりで畳の上でくったりとして眠っていた花厳を布団に寝かせ抱き締めたまま眠っていたから、花厳を犯す夢を見たのだろう。背徳感が堪らなく気持ち良かったなあ、なんて夢の余韻に目を瞑ると花厳が身じろぐ。
「起きたかいハニー。もう夕方だ」
西日から覆い隠しながら額にキスを落とす。微睡みから抜け出すように顔を上げた花厳の目からぽろりと涙が溢れた。
「ど、どうした?苦しかったか?」
「…………んん〜、んん」
「えっ」
ぐすっ、と鼻を鳴らした花厳が胸元にすり寄る。珍しいその様子に可愛いと思ってしまったのは仕方ない。ぐずるような仕草をする花厳の背を何度か擦ってやればぎゅうっとしがみついてくる。俺の恋人が可愛い。
「……怖い夢見た」
「どう怖かったんだ?俺に話してみてくれ、ちょっとは怖くなくなるかもしれん」
「…………」
だんまりを決め込む花厳も可愛いぜ。じわっと涙が滲み出ている目尻に口付けると花厳が俺の唇をちゅ、と食んだ。おお。指通りの良い黒髪を楽しみながら「どうした?」と尋ねると小さな唇を開く。
「……カラ松くん」
「んー?」
「お願いがあります」
「何だ?ハニーの望みなら何でも叶えてやるさ」
「ひ、引かないでね?」
「言ってみろ」
「…………エッチ、したい」
えっ。えっ?そんな声を漏らすと花厳の顔がじわじわと赤くなっていく。
「いっ、今すぐじゃなくて……夜、とか……今日が無理なら近々……」
「えあっ、マッ、マジか」
「か、カラ松くんの、気持ち次第でいいから」
「やる!!!」
思わず大きな声が出てしまったが仕方ない。花厳の方から誘ってくるなんて初めてなんだ。安堵したような表情で抱きついてくる花厳の頭を撫でる。いや、これ今すぐやってもいいんだろうか。
「冷蔵庫に何入ってたかなぁ。買い物行く?」
「あるものでいいさ」
「そう?」
「俺も早くセックスしたいからな」
ちゅ、とキスをすると恥じらいながら、それでも嬉しそうに笑った。
ーーー
「狭くない?」
「大丈夫だ」
温かな花厳の肌に頬を寄せるとくすくすと笑う声が浴室に響く。前と同じように俺の胸に凭れるようにして座る花厳を抱き寄せ
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