柄崎と加納



頭をド派手なド金髪に染めてきた柄崎に出た第一声は「似合ってない」だった。すぐさま不機嫌そうに睨まれたけれどどうしようもないくらい似合ってない。加納もいつのまにか金髪がかったリーゼントになっている。

「いやマジ似合ってない」
「ンだと喧嘩売ってンのか」
「ゴリゴリに不良じゃんおばさん泣くよ」
「こんなんで泣くようなババアじゃねえよ」
「ババアっていうなよ中学生の分際で」

この街荒れてるなーと思っていたら幼馴染みが二人とも不良になっていた。見た目から入る系かもしれない。

「ヤバイやつに目ぇつけられるやつじゃん」
「うっせ」
「気をつけなよマジで。この街ヤバイやつばっかじゃん。っていうか今はお前らがヤバイやつじゃんもう絶交な!」
「絶交も何も仲良くした覚えねーよ!」
「何?何、柄崎すねちゃった?ん?そんなに構ってほしいの?ん?」
「バーカ!!うるせーバーカ!!!」
「そっちがうるせーよバーカ!加納も私がいないと寂しいでしょ」
「寂しくない」
「寂しいくせにー」

加納の脇腹を指先突くとウッと唸った。




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