第二の刃
木虎を送り届けた翌日
殺せんせーが何故かクラス全員分の分身を出し、テスト勉強にはげまされた
そして更に翌日
前日よりもより一層熱く、多くなっていた
撫子個人としてはわかりやすいしありがたいのだが
「あんなのの後に復習?」
「忘れたら嫌だし」
「けっ、くっだらねー」
寺坂は撫子のノートを取り上げパラパラ捲る
綺麗にまとめられたノートだ
寺坂は顔を歪めてバンっと撫子の顔にノートを投げつける
「なんでオメーみてーのがE組なんだよ」
「・・・E組に、なりたかったから」
「は?」
「何でもない」
撫子の言葉に顔を顰めた寺坂と狭間
撫子は笑って誤魔化す
「皆さん、全員校庭にでてください」
寺坂が、口を開いたが殺せんせーの言葉にかき消される
「?」
どうやら、不機嫌なようだ
「なしたの」
「わかんない」
「急に不機嫌になっちゃった」
教室から移動しながら教室前方にいたメンバーに聞いてみるがわからない
「ちょっと、なんなのよ!」
玄関近くにいたらイリーナと烏間も連れてこられたのがわかった
撫子はそれに気づいてイリーナから距離をとる
ふと、視線が合った気がするが無視だ
「ちょ」
「イリーナ先生」
「なによ!」
また、言葉が重なる
撫子にとってはラッキーなことだ
殺せんせーはイリーナに問う
仕事する際、作るプランは一つだけかと
イリーナはいいえと答えた
本命のプランがプラン通りに行くほうが少ない
予備のプランをより綿密につくっている、と
次に烏間に問う
ナイフ術を教える時教えるのは第一撃だけかと
第一撃も大切だが相手が手練だとかわされる
第二撃三撃も重要だと
「つまり?」
「何がいいたいの?」
何故か校庭の中心でマッハで回転を始める
動揺する生徒
そこに殺せんせーは高々と宣言した
第二の刃を持たざるものは暗殺者の資格なし!!と
「君たちが先生を殺すに相応しいと判断出来なければ校舎ごと平にしてここを去ります」
デコボコだらけだった校庭を綺麗に平にされたら、冗談でもなければ嘘でもないとわかる
「第二の刃って、いつまで」
「明日です」
明日の中間テストで全員50位以内に入る
それが殺せんせーが課した第二の刃の条件だった
前へ|次へ
戻る