ご褒美と奇策
帰りのHRになり、赤羽がいることに少しだけ安堵した撫子
そして、ニヤニヤ顔の殺せんせー
あ、コイツ絶対3本とかヨユーとか思ってるな、と思う
磯貝が代表して、触手破壊の権利をいつ使うか、等を殺せんせーに伝える
まず、A組との勝負の戦利品
椚ヶ丘中の夏休みにある沖縄での二泊三日特別夏期講習
なんと、この夏期講習の交通費、ホテル代、また、その利用料金その他もろもろの金銭を学校側がすべて負担してくれるのだ
椚ヶ丘生徒なら誰もが憧れるその夏期講習を、E組が勝ち取ったのだ
南の島での暗殺
そこで、触手破壊の権利を使うと宣言した
それでも殺せんせー的にはヨユーなのだろう
ニヤニヤしているので凄く腹が立つ
「では、触手3本は予約、ということですね」
小さい旗を三つ、触手にさしていく
そこで、寺坂と目が合い、うん、とうなづいた
「ちょっと待った!」
「にゅや?」
「まだ、100点のやついるだろうが!」
「はて?5教科すべての結果は出しましたよね?」
「何言ってやがる!」
寺坂はこれでもか、というくらいドヤ顔をつくる
「5教科って言ったら国数英理家だろうが!!」
寺坂が家庭科のテストを殺せんせーに見せるタイミングと同時に、撫子達他の寺坂グループ4人もみせる
家庭科の文字の横にある100の数字
「えええ!?何言ってんですか!?家庭科ですよ?そんなのオマケみたいなもんでしょう!?」
慌てふためく殺せんせーに、千葉が何か言えと赤羽に声をかける
「ちょっと殺せんせー、天下の家庭科様にそれは失礼じゃないの?」
「そうだそうだー!!」
「殺せんせー酷い!5教科って言ったから私家庭科頑張ったのに!」
嘘くさく泣き真似をはじめた撫子
肩は思い切り笑いすぎて震えている
それをわかっていてクラス全員が城戸さん泣かせたー、城戸かわいそー、などと文句を言い始める
ノリのいいクラスメイトだ
「にゅにゃー!!わかりました!!3本+家庭科5本!!計8本予約ですね!」
やったー!!
大喜びの声と共に、帰りのHRが終わった
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