一学期終業式
期末テストが終われば、すぐ夏休みだ
一学期終業式
E組生徒は本校舎体育館へと集まっていた
「浅野!」
生徒が集まり、浅野達五英傑が見えたところで磯貝が声をかける
磯貝は浅野にテストの勝負の掛けの戦利品のことについての再確認ですましたのだが
「おーおー、揃いも揃って五英傑さんよぉ」
ニヤニヤと笑いながら五英傑の前に立ちはだかるのは寺坂グループ(撫子は苦笑い)
「残念だったなぁ、何だったら家庭科を数に含めてもいいんだぜ?ま、俺達が結局勝つけどな!」
よっぽど嬉しいのだろう
あえて撫子は寺坂を止めることはしない
そして、撫子も浅野に言いたいことがあった
「浅野くん」
「城戸さん・・・」
「君が馬鹿にした人達、私はつるんでいて良かったと思ってるよ」
言いたい事はそれだけだ
言い終わると撫子はクラスの列に戻っていく
寺坂達に小突かれたが気分がいいので気にしない
そして、始まる終業式
前回とは違い、皆晴れやかに前を向いていた
教師や生徒会のE組弄りにもキレがなく、実に心地よい
全校生徒の笑い声も聞こえなかった
終業式が終わり、E組校舎に戻り一学期最後のHR
夏休み夏期講習が正確にE組のものになったという磯貝の報告にクラス全員が喜ぶ
でも、それ以上に
殺せんせーが皆よく頑張ったと誉め、紙1枚にデカデカと書かれた赤い丸、全員分を教室内にふりまく
こんなに嬉しいことは初めてな気がした
最後は夏休み非行に走らないように、だの先生が心配事を言い、ドンドンと置かれていく夏休みのしおりに「またか」と落胆する
修学旅行よりも分厚い
必ず持ち帰るようにと念を押す殺せんせー
何はともあれ
「基礎の一学期、終了です!!」
明日から夏休みだ
皆笑顔で教室を出ていく
勿論、夏休みのしおりは机の上だ
「いや、いくらなんでも持ち帰れないよ」
「紙って重いのよね」
「なぁ狭間、わかっててお前俺にたくさん本入ったカバン持たせてたよな」
夏休みのしおりは殺せんせーがその日のうちに泣きながら全員の自宅に届けました
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