才能の嫉妬
「あの生徒は筋がなかなかにいいな」
ロヴロは撫子を見てそう言った
銃も初めから躓くことはなかったし、ナイフ捌きも上々
烏間は放課後特別訓練で聞いたことを思い出す
「中1半ばからサバゲーのフィールドに通っていたらしい、今は完全にこっちにのめり込んでいるが」
「成程、だから他の連中よりも腕がいいのか」
そんな撫子に遅れを取らない千葉や速水はきっと相当な才能があるのだろう
撫子はその2人をみて羨ましいと思う
私もそれぐらい才能があったらきっと
「暑いのに精がでるわねー、ガキ共」
「ビッチ先生は何しにここにいるんだよ」
完全に寛ぎモードなイリーナを横目に的に銃口を向ける
自分でもわかっているが自身の戦闘スキルは暗殺には向いていない
真っ向勝負の戦争だ
ここからどうやって暗殺に持っていくか
撫子はばん、ばん、と銃を撃っていく
「はい!」
一通り終わると、頬に冷たい物が当たった
受け取るとそれはスポーツドリンク
倉橋はニコニコと笑って撫子を見ていた
「城戸さん凄いね、全部ど真ん中」
「そんなこと」
「でも、撃ってる時の顔凄く怖かったよ」
こんな感じ!と指を使い自分の目尻を上げ、真似してみる倉橋
そんなに怖かった?と笑う撫子に安心したのか倉橋も笑って見せた
「ちょっと撫子、何?浮気?」
「え?」
「私は遊びだったの?」
「ちょっと」
2人のやり取りに悪ノリをけしかけてきた狭間
楽しそうに腕を組み始めた倉橋
困った顔の撫子
何でアソコ若干ハーレムなんだよ、と男子が羨ましがる
そのやり取りの少し離れた場所
そこでロヴロが潮田と何か話をしているところが見えた
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