バレた秘密
殺せんせーと烏間にボーダーのことを伝えよう
そう思い今日は登校していた
はぁ、とため息をついた
「気が重い」
「まぁ、仕方ないわよこればかりは」
父親もといボーダーまでもが殺せんせーを狙っているのかもしれない
お金が貰えるのだ、当たり前だろう
でも気がかりなのは東の言っていた"近界民消失"のことだ
殺せんせーはいったい何をしているのだろうか
教室に入ると何故か男子(主に岡島と前原)が先に来ていた片岡達に責められていた
何があったのだろうか
聞くとイトナの作った戦車(昨日一部分の作成をやらせてもらったもの)で女子のスカートの中身を盗撮していたようだ
何をしているんだうちの男子は
「城戸ちゃんは無事だった?」
「今来たばかりだから大丈夫じゃないかな?というか私下に短パン履いてるし」
「それは聞き捨てならないぞ城戸!!女子なら女子らしく短パンを履かず風でめくれた時のラッキースケベを!!痛い!」
岡島の力説を殴って止めたのは寺坂だった
狭間はジト目で岡島を見たあと寺坂によくやったと言わんばかりにうなづいた
「岡島サイテー」
「城戸ちゃん大丈夫?」
「う、うん」
撫子からしたら「オトコノコなんだなー」ぐらいにしか思わないがまぁ仕方ないのだろう
撫子は荷物を机に置いてから教室をでて職員室に向かう
気になったのか狭間も一緒だ
「殺せんせー、烏間先生、いますか?」
「にゅ?どうかしましたか、城戸さん、狭間さん」
「えーと、実はね」
申し訳なさそうに話すのはイトナのもたらした被害状況を確認していた時のこと
ボーダー隊員にみつかり、怪しまれていると
何よりあっちは殺せんせーのことを知っているようだ、と
「ボーダー・・・」
「国で要請していたとかなら勝手な事言ってすみませんって感じなんですけど」
「いや、俺は聞いていないな」
「あら、でも城戸正宗は知っていたわよ、このタコのこと」
4人の話を聞いていたイリーナが口を挟む
何で知っているのか、そもそもいつ正宗と会ったのか
撫子は疑問だらけでイリーナをみる
「色々あったのよ・・・アイツが見せてきた資料を見る限り政府が用意していたものと変わらないわ」
「・・・伝達ミスか?俺も上に確認してみる、それと、くれぐれも周りに注意し、私用でフリーランニングもとい隠密活動をしないこと、いいな」
「はーい」
失礼しました、と頭を下げて職員室から出ていく
すると廊下には岡島と前原の姿
下着盗撮をしていたことを言いに来たのかと心配してきたようだ
「お、おい」
「一般人にバレていたのか?」
「一般人・・・ではないかなぁ?」
そのまま撫子が黙ってしまったため、狭間が口を開く
「ヤバイのは私、私以上にヤバイのは撫子ってぐらいよ、アンタ等は今まできたその他大勢の殺し屋と同じ感覚だと思うわ」
「何で2人がヤバイんだよ」
「私の従兄弟がボーダー様でトップの部隊率いているの」
狭間は語りながら撫子の様子をみる
それに気づいた撫子はうん、と頷き顔を上げる
「城戸正宗、ボーダー創立者で司令官」
「え、城戸って・・・」
「私のお父さん」
あまり言いたくなかったんだけどな、と撫子は困ったように笑う
前原、岡島はびっくりしたように2人を見つめていた
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