今私は、前にツナと獄寺くん、隣にやまもっちゃんという何とも素敵な状態で道を歩いている。

おまけに、ずっと会いたかった人達と遊べるなんて…

もうこれ以上の幸せはないって感じです!





標的4 リボーン登場





公園で突然のお誘いを受け、私達は4人で遊ぶことになった。

でもまぁ遊ぶといっても、私はトリップしてきたせいで一文無しだし、並盛3人組だって中学生なんだからそんなにお金は持ってない。

ということで、話し合った結果ゲーセンに行くことになったわけです。


ツナは"ゲーセンぐらいしか行けなくてゴメン"なんて言ってたけど、私としては、皆となら何やってもどこ行っても嬉しいわけで…!

私はニヤける顔を隠しながら歩いていた。

すると突然、隣にいたやまもっちゃんに声をかけられたんです。


「そういやさ、木下さん。」

「! な、何?やまもっちゃん!」

「木下さんって、オレらのことあだ名で呼ぶんだな。」

「うん!…あ、もしかして嫌だった?」

「いや、そうじゃなくてさ!オレもあだ名で呼びてーなーと思って!」

「えっ!」

「"木下さん"じゃ堅苦しいし、長くてめんどくせーじゃん?」

「もちろん大歓迎だよ!ウェルカムだよ!むしろ呼び捨てで呼んでください!!」

「あはは!何で急に敬語?じゃあ…今からスズって呼ぶな!」

「うんっ!」


はぁ〜こんなに幸せ気分を味わっちゃっていいのかしら。

だってあのやまもっちゃんに呼び捨てで呼んでもらえるんだよ!?

中学生のくせにファンクラブなんかもってる、あの山本武に!

でもね、この幸せはまだまだ続いたんだ…!


「木下さん、友達記念にオレも呼び捨てで呼んでいい?」

「! もちろんですとも!ちょっと、嬉し過ぎて涙が…!」

「ははっ!大げさだな〜スズは!」


そう言ってツナはふわっと笑うけど、全然大げさなんかじゃないのよ。

きっと私が元いた世界の女性達は、誰しもこうなるはず!

だってツナの可愛さは、最早犯罪級だもん!

そして幸せ続きですっかり舞い上がった私は、こうなったら獄寺くんにも呼び捨てされたい!と思い、じーっと"呼んでオーラ"を後ろから彼に向けて発信してみたところ…


「…変な目で見てんじゃねーよ!……アホスズ!」

「!」


よ、呼んでもらえたー!!

まさか本当に光線が届いたのかしら!感激…!

でも…


「"アホ"って何よ!しかも変な目で見てないし!」

「うるせっ!オレは自分が感じたことを言っただけだっつーの。」


口ではこんな風に言ってるけど、その顔は楽しそうに笑ってて…

周りを見れば、ツナとやまもっちゃんもニコニコ顔。

結構失礼なこと言われたはずなんだけど、皆のその笑顔に思わずキュンと来ちゃったんだな〜

しかし、そんな幸せ浮かれ状態の私を目覚めさせたのは、ツナのこの一言だった。


「ところでスズ、住む場所は…どこかアテあるの?」

「え?」

「いや、だってここがスズのいた世界じゃないなら、家だってない…よね?」

「!」

「お前、今までそのことについて考えなかったのかよ…」

「うす…」

「ん〜どっか安心して寝れる場所がねーと、体もたねーからな…」

「ですよね…」


どうしよう。本当に何も考えてなかったよ…

着てる服とか特殊能力のことなんか考えてる場合じゃなかった。

いつ戻れるかも分かんないこの状況じゃ野宿もキツいしな…

てかそもそも野宿って、やったことないから無理だ!

あ〜どうするよ。


「ボンゴレで面倒見てやってもいいぞ。」

「「「! リボーン(さん)!・小僧!」」」

「ちゃおっス。」



to be continued...



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