今までこの船で1番最初に起きるのはおれだった。

だから朝誰かに迎えられるなんてのは絶対に有り得ねェことで…

でも今日からは、君がおれを迎えてくれる。











「…あっ!サンジおはよう!」

「お、おはよう!スズちゃん!」


最近仲間になったスズちゃんは誰よりも早起きで、いつもこうしておれを迎えてくれる。

今までと違う感じに、毎日柄にもなく戸惑っちまう。

朝誰かに迎えられるのが、こんなに嬉しいことだとは思わなかった。


「スズちゃんさ、いつもこんなに早く起きて眠くないの?」

「うん!何かもう癖なんだよね〜それに…」

「それに?」

「サンジが料理してるとこ見るの好きなんだ!」

「! こんなんで良ければ、いくらでも見せますよ?」

「ふふっ。ありがと!」


スズちゃんに見守られながら作る料理は、心なしかいつもより美味い気がする。

それはきっと、おれ自身がこの空間を楽しんでるから…


誰でもいいわけじゃない。

朝起きて最初に会うのは、眩しいぐらいの笑顔を見せてくれる君がいいんだ…!



fin.



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