ウェストウッド通り
俺の名前はヴァレリー。刑事なんかやってる。同僚は、ケネス。そう、あの最高に良い女で、最高にいかれた女に、いかれた男の同僚。
俺は思うんだ。
犯人はイヴだって。
ケネスは周りが見えていないだけで、自分の云う事がそっくり其の侭イヴに当て嵌まっていると、気付いてない。
唯、証拠が無い。イヴは頭が良い。靴跡一つ残さない。最高に良い女だ。
ケネスが云った様に、実は俺も気になる。
噛み千切ったナニの行方。まさか、カニバリズムじゃ無いだろう。其れとも本当にダイクなのか。
共犯者も気になる。でも、俺は判る。
バーテンダーのアイヴァンだ。彼はゲイボーイで、そしてイヴと友達。打って付けの相手。
犯行理由。其れはケネスが云った通り、男達への復讐だ。でなければナニを切り落とす筈が無い。では何故ナニを無くすのか。
此れはイヴの母親、アンナ・オリファントに繋がる。
イヴの母親は、そう、手首を切断された。ピアニストとして、一番大事な手をね。だからイヴは、男の大事なナニを噛み千切る。アンナ・オリファントが天国でピアノが弾けないのと同じ様に、男達も天国で出来ない様にしている。
本当に頭が良い、いかれた女。最高だ。
俺は此処迄良い女を知らない。出来れば俺も殺されたい。
今俺が此れを云ったのは、簡単だ。
ケネスが其の被害者になったって訳。
「愛した女に殺された気分は如何だ?ケネス。」
最高に良い気分だろう。なぁ、ケネス。でも残念だな。もう二度とファックは出来ない。
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