黒獣 レポート
本項は2xxx年2月18日に出現したUMA(以下、黒獣と表記)と関連事件における報告書である(同年2月26日現在)。多大な被害と影響をもたらした黒獣であるが、その討伐方法は現在も未発見である。

出現
2月18日
敵の個性「ワープゲート」により出現。ワープゲートは1km以内の任意の地点2箇所を繋ぐゲートを作る。その理論であれば、黒獣は島内のどこかに潜んでいた可能性が高いが、そのような場所・伝承等は一切なく、また、島にはあれほどの巨体を維持するだけの生態系が整っていないことが指摘されている。
当時、個性保持者の場々結遠(ババ ユイト)は個性の暴発状態であり、彼の許容範囲外から呼び寄せた可能性が高いが、どこから呼び寄せたのかは未だ不明。
また、黒獣の生態に関しても現在調査中。
また、個性保持者である場々結遠はその場での死亡が確認されているが、個性のゲートのみその場に残留状態である。現状こちらも監視中。


被害について
警察とヒーローの尽力により、住民は3分の2は避難に成功。しかし残りは犠牲となった。
島民住民及び帰省中の家族等、総322名
死者  54名
行方不明32名(身元不明含)
怪我人 34名
死者の54名のうち、五体満足の遺体はわずか18名である。36名の遺体は10〜80%が欠損した状態での発見である。身元不明の遺体が多く、遺族の元へは未だ帰らない者がおおい。
事件による精神的被害は甚大であり、黒獣を目撃した生存者及び遺族の半数以上が3回以上のカウンセリングを実施している。

討伐方法の模索
武闘派のヒーローを幾人か動員し、黒獣を倒すも、しばらくすれば回復しのさばっているのが現状である。四肢をバラバラにしても同じであった。
エンデヴァーによる炎の攻撃も一定の効果が認められたが、一週間後にはまた回復した姿が確認された。


以下、観察報告日誌_______