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「それがね、めっちゃよかったの!どーしよう。岩ちゃんあんなかっこいいと思わなかった!」


まるで恋する乙女みたいに頬を赤めるえみさんがたまらなく可愛い。

こんな風に笑うにはじろさんの前だけど思っていたけどやるじゃん、岩田。

同期の岩田はうちの社でも完全なるエリート出世コース。

慶大出で、上からの期待もかなり大きい。

でもそれを笑顔でそつなくこなすからゆき乃さんの元カレ直人さんは大のお気に入りだった。

だから老若男女関係なしに人気があった。

あたしはあの胡散臭い笑顔がどうにも偽物に見えてならないけど、たまに会うと話すぐらいだ。


「健ちゃんはすっごく愛してくれるの。ちょっとふざけたりもするし。でも岩ちゃんはなんていうか、荒々しいしそんなとこ!?ってとこも攻められたりして、身体が壊れるかと思った。」


はいこれ下ネタね。

週末の女子トークなんてだいたいこんなもん。

でもゆき乃さんみたいに身を乗り出して聞く事もできず、だいたい壁に寄りかかってちょっと想像してみる。

あのワンコみたいな岩田とえみさんを。


「やべぇ!!!美男美女で絵になる。」


つい叫ぶとゆき乃さんが振り返って笑った。


「なぁに?また妄想?」

「え?はい。だってえみさんが言うから…」

「ふふ、どんな妄想?」


余裕なえみさんマジかっけぇ。





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