素敵な上司A



「え、不死川さんの気持ち聞いてないです、」
「俺も、ちゃんとお前の気持ち聞いてねェが。」
「あ、すっ、」


スッと指で唇を押されて言葉を止める。
エレベーターの前、無言で私をその中に引き寄せた不死川さんは「部屋に着いてから聞かせろォ、ばーか!」クシャッと髪を撫でられた。
数秒後にエレベーターから降りた不死川さんは、私の腕の中からルームキーを奪ってそれでドアを開けた。
ドア横のスイッチに差し込むと部屋の明かりが着いて妙に恥ずかしくなった。
二人分のキャリーケースを入口横のスペースに置くと、不死川さんはそのまま私の腰に回した腕を押すように奥のベッドへと移動した。


「お前、ダブルじゃねェか、馬鹿ヤロ!マジで天然かよ!まぁ、そーいうとこ嫌いじゃねぇ。」


トサッとベッドの上、不死川さんに押し倒されてドクンと心音が上がる。
私の髪が反動で不死川さんの頬を緩く掠めると同時、顔の横に手をついてそのまま舐めるように唇が重なった。


「好きです、不死川さんが。」
「知ってらァ、んなこたァ!」
「不死川さんは?」
「馬鹿かァ、惚れてる女にしかするか、こんなこと。」


舌で唇を割って強引に入り込む不死川さんのに絡ませるとちゅるりと吸い上げられた。
「ンッ、」甘い吐息をもらすと不死川さんがフッと笑った気がした。

お酒の匂いのする吐息が頬にかかって身体が溶けていくようだった。
濃厚なキスを何度となく繰り返しながら、それでも触れる手は優しくて、ゆっくりとシャツのボタンを外した不死川さんはそのまま背中の下に手を差し込んでいとも簡単にホックを外した。
ちょっと強引に抱き起こされてブラ共々不死川さんに脱がされる。


「ッハ!たまんねぇ、この景色!」


ちゅ、と舌で胸の突起を縁どったと思ったらそのまま口の中に含んで舌で転がされて下半身が急激に疼いた。


「アアアアアァアッ…」
「これかァ?」


甘噛みするように何度も舌で転がす不死川さんにコクコク頷くと執拗に突起を弄ってくれた。
息がどんどんあがっていく私をお構いなしに不死川さんの手はおへその周りを緩く触れてゆっくりと太腿へと移動した。
まくり挙げられたスカートの中、スッと起き上がったと思ったら腰に手をかけて一気にストッキングを脱がされた。


「んうっ、不死川さん、早いぃ、」
「言ったろ、我慢きかねぇって、」


真っ白のパンツの中に迷うことなく手を差し込んだ不死川さんは、そのままヌルりと子宮の中に中指を差し込んで指をのみこむ勢いで私の子宮の中がキュウウっと締まるのが分かった。


「アアアアアァアッ…」


肩が上がって口で呼吸を繰り返すから喉がちょっと痛い。
不死川さんの中指が中をかき混ぜるから厭らしい水音がこの部屋に響いて恥ずかしいのに止められない。


「ゆき乃、もっと気持ちよくしてやるから、」


何をするのか容易に想像がつくけれど、こんな明るい所で恥ずかしい!
とはいってももう、ほとんど半裸だけれど。

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