メンヘラくん2


「休日にごめんなさい。堀夏くんとデートでしたよね?」

「いいよいいよ、美月優先!なっちゃんは翔ちゃんと買い物行ったし!」

「そう、ですか。」


ふぅーって一つ息を吐き出す。

目の前にいるのは同じ大学の先輩のゆき乃さん。


「で、どないしてん?そんなブスな顔晒しよって。」


ジロリと睨んで隣に座っている腐れ縁のそたおこと、中島颯太の太腿を指で抓った。


「いてっ。抓ることないやん。せっかく休日にわざわざ顔出してあげてんのに。ねぇ、ゆき乃さん!」


カフェラテをゴクゴク飲み干したそたおはメニュー表をペラペラめくって店員を呼びつけるボタンを押した。

すぐにウェイターが来て注文を伺う。

いつもながら適当に頼むそたおは隣に住んでる幼馴染。

幼稚園の頃に大阪から引っ越してきてそれ以来ずーっと一緒だった。


「んで、はよ本題入れや、ブス。」

「分かったよ、チビ。」

「いや全然お前よりデカいし俺!」

「チビだよ、ゆき乃さんの堀夏くんに比べたら〜!」


ベーッて舌を出すと思いっきり眉毛を下げて視線を逸らした。


「堀夏くん出すんずるいやん!」


そたおの呟きはほおっておいて…

私は仕方なく今朝の出来事を話し始めた―――――






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