「休日にごめんなさい。堀夏くんとデートでしたよね?」
「いいよいいよ、美月優先!なっちゃんは翔ちゃんと買い物行ったし!」
「そう、ですか。」
ふぅーって一つ息を吐き出す。
目の前にいるのは同じ大学の先輩のゆき乃さん。
「で、どないしてん?そんなブスな顔晒しよって。」
ジロリと睨んで隣に座っている腐れ縁のそたおこと、中島颯太の太腿を指で抓った。
「いてっ。抓ることないやん。せっかく休日にわざわざ顔出してあげてんのに。ねぇ、ゆき乃さん!」
カフェラテをゴクゴク飲み干したそたおはメニュー表をペラペラめくって店員を呼びつけるボタンを押した。
すぐにウェイターが来て注文を伺う。
いつもながら適当に頼むそたおは隣に住んでる幼馴染。
幼稚園の頃に大阪から引っ越してきてそれ以来ずーっと一緒だった。
「んで、はよ本題入れや、ブス。」
「分かったよ、チビ。」
「いや全然お前よりデカいし俺!」
「チビだよ、ゆき乃さんの堀夏くんに比べたら〜!」
ベーッて舌を出すと思いっきり眉毛を下げて視線を逸らした。
「堀夏くん出すんずるいやん!」
そたおの呟きはほおっておいて…
私は仕方なく今朝の出来事を話し始めた―――――