ガールズアフター2


「どうなの?最近、進展あった?」


すかさず突っ込むと美月は苦笑いで首を横に振った。


「なんもないです!別にそーいうんじゃないし。」

「なんだつまんない!」


シレっとそう言うえみに美月がニヤって笑う。

ちょっと身構えるえみに向かっめ言ったんだ。


「えみさんは?じろさんとどうですか?」


一瞬止まった後、すぐに目を細めて「幸せだよ!」…やっぱりえみと健二郎くんみたいなカップルは羨ましい。


「いいなぁーそんな堂々と幸せだって、胸張って言えるの。…わたしだってそろそろ幸せになりたいんだけど。」


頬杖をついた先、同じ制服の違う子を見て小さく溜息を零す。


「ゆき乃にだってちゃんと現れるよ、幸せな時が。」


ポコッてえみが優しく髪を撫でてくる。優しいその手の温かさに涙が出そうになるなんて。


「今市隆二くんが聞いたら立候補しそうですけど、」

「…美月ってば、隆二になんか言われてる?俺を売り込め!とか、」


疑るえみにブンブン首を左右に美月が振るもんだから可笑しくて。


「あたしはゆき乃さんの味方です!」

「私もね!」


2人の優しさにまた泣きそうになったんだ。

三十路を超えると一気に涙脆くなるなぁ。





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