営業部のイケメン達1


「ゆき乃さんごめん、あたしがトサカにLINEしたからだ。」


手を振るイケメン達を目に美月が首を竦めた。

ちょうどあちらもランチに繰り出したんだろう所に、タイミング良く美月のLINEが臣にいったんだろうって。


「致し方ない。どーせ席空いてないし無視するわ。えみは行ってもいいよ?」


えみの前でウインクやら投げチューやらを繰り返す男、営業部主任、山下健二郎。

絶賛えみと恋愛中。仲睦まじいカレカノで、そんな2人を見ていると恋はいいなーって思う訳で。


「いいの、いいの。ゆき乃の話聞きたいし、健ちゃんは帰ればいるから。」

「でもえみさん、じろさんはそうは思ってなさそーですよ。」


美月もわたしもクネクネダンスをしている健二郎くんに苦笑い。


「…無視、無視。」


そう言った途端、美月のスマホに臣からの着信。


「…出ます。…今無理だから!」


一言そう言ってプチってスマホを切るから今度はえみと2人で爆笑。

だからか、等々しびれをきらせた彼らがここ、ドトールの中に入ってきたんだ。

何となく店内がざわつくのはいつもの事。

3人揃ってイケメンだから仕方ない。





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