真っ暗だから何も見えないって分かっているけど、反射的に目を閉じた私は、80%ぐらいなっちゃんを受け入れているんだろうか…。
さっきまであった指とは明らかに違うなっちゃんの舌使いに、身体の奥がジンジンと熱くなっていく…
「舌出して…」
「え?」
「し〜た!ベって出して?」
「う、うん…」
どうしてか素直に頷いちゃう私を誘導するなっちゃんはこの行為が慣れているんんだろうか…
そう思うと胸の奥がギュっと痛くて…
それでも遠慮がちに舌を出した私に、なっちゃんの甘い舌がニュルリと吸いついた。
う、わ…
なんて言うのか、柔らかい舌でチュっと吸われてギュっとなっちゃんの腕を握ったんだ。
でもその次の瞬間、パサって音がしたと思ったら身体に巻きついていたはずのタオルが下に落ちていて…
「やっ…」
そう言ったらなっちゃんの手が私の腰のラインをスッと撫ぜた…。
そのままツーって身体を触るなっちゃんの手に、恥ずかしいのに何も言えなくて…
ゆっくりと私の胸元に手を添える。
「ゆき乃…限界超えたくせぇ…」
甘いなっちゃんの声にハッと唾を飲み込む私…キュっとする心臓をなっちゃんの指がそっと触った。
「あっ…」
どうしよう…って感情しかなくて。
どうしたらいいのか分からない私。
触られて恥ずかしいのに、嬉しいような…でも少し怖いような…
「大丈夫…無理やりしない…」
そうなっちゃんが言ってくれて…
「うん…」
イエスととれる返事をした私にまたなっちゃんのキスが降りてきた―――――
キスをしながらなっちゃんの手が私の胸を包み込むように揉んでいて…
その優しい触れ方に、怖さよりも心地よさを覚えた。
自然と上がる自分の呼吸に、目の前のなっちゃんの舌使いも激しくなる。
キスなんて当たり前に初めての私だから、なっちゃんみたいにうまく舌を動かせているのか不安だけど、必至でその動きについていく。
だけど、なっちゃんの舌が口内から出て、私の首筋にチュっと吸いついた瞬間、途端に今まであった安心感が不安に変わってしまう。
「やっ…やめてっ…」
私の言葉に動きを止めるなっちゃん。
「…ゆき乃?」
「待って…あの…」
「うん?」
「いきなりだし…」
緊張しながら言葉を繋ぐ私に、なっちゃんの手が身体からそっと離れた。
そのまま大きく溜息をつくなっちゃん。
「…ごめん、マジで覚醒したわ…」
自嘲気味ななっちゃんの声に何だか胸が痛くなる。
困ったようなくぐもったなっちゃんの声に何て答えたらいいか分かんなくて。
バンバンって棚を探ってそこからタオルを取り出すと私にそれわ渡した。
「背中向けてるからとりあえず何か着て。じゃないとまた危ねぇから…」
「う、うん、ごめん」
「…分かってる」
クシャって私の髪を触りたかったんだろうけど、停電のせいでなっちゃんが触れたのは私のオデコだった。
すぐに遠慮がちに離れていった手を心の奥底で寂しいと思いながらも私はとりあえずすぐさまパジャマ用のTシャツと短パンを着たんだ。