向かったのは保健室。わざわざご丁寧に鍵まで閉める未来が可笑しくてクスッて微笑んだらふわりと未来の身体に包み込まれた。
「朝海ちゃん…こっち向いて、俺の事、見て。」
おデコをコツっとくっつけて腰に手を回す未来。
「見てるよちゃんと。ねぇズルいよ未来くん。わたしって好き好き言われたいタイプなの。言われないと嫌なの。」
「うん。」
「そーいうのも知ってたの?」
「まさか!俺が言いたいんだよ。朝海ちゃんの事誰にも渡したくねぇから。本気だって思ってほしいから。」
「もう。」
「相性バッチリじゃん、俺ら。」
「ん。」
そこまで言うと未来は腰の手を一気に顎まで持ってくる。俗に言う顎クイをされてドキンと胸が脈打った。
「もう一つの相性も絶対バッチリだと思うんだ?」
ふふふふ、わたしもそう思うよ!なんて言わないけど「ん、」小さく頷いた。
その先に何が待っているの分からない程子供じゃない。
自分の置かれている立場も忘れたわけじゃない。
でも今、ここで未来の気持ちを受け止めなきゃきっと後悔する。
好きな人と想いが通じる奇跡を噛み締めようじゃないか。
「未来くん、好き。」
「俺のが好き。」
頬にかかる未来の吐息と、触れ合う唇。
今まで歴代の彼氏と数えきれないほどキスをしてきたけれど、これは別格。
ハムって甘噛みしながらニュルリと舌を絡める未来のキスに腰が砕けそうになっているなんて。
そのまま一番奥のベッドにダイブして遠慮なくわたしを組み伏せた未来は、そのまま顔を埋めるように耳を甘噛み。
「ね、これ、脱がせていい?」
完全にヤル気スイッチONの未来。でも今更わたしも止められない。
未来の骨ばった頬に手を添えて「いいよ。」そう言うとふにゃあーって笑ってギュッと抱きしめてきた。
それ反則だから。