漆拾壱 シャワールーム


セクシーな映画みたいに、一枚一枚廊下に服を置いていきながら服の全部を脱げきれずにそのままシャワールームに足を踏み入れた。

キスの息継ぎすらウザったい。

ほんの一ミリでも数秒でも離れたくないなんて。

真っ赤な勝負下着をつけた私とグレーなCKのボクサーパンツのなっちゃん。

後ろ手でノズルを回すと上からぬるま湯が滴り落ちてきた。

潮風でベタついた身体に水が入ってヌルりと肌触りがよくなっていく。

でもそんな事もどーでもよくて。

どーしちゃったの私。

こんなになっちゃんの事求めるなんて。

濡れてペタン髪のなっちゃんの頬に手を添えて背伸びをしながら何度も舌を絡める。

そのまま濡れた身体を指でなぞりながらなっちゃんの開いた足に自分のを軽く絡めた。

真っ赤なパンツの中に指を入れ込んでお尻を撫でるなっちゃんに興奮するように呼吸を荒げた。

なっちゃんの呼吸も荒がってくるから私もボクサーパンツの上からそこをやんわりと撫でながらそれでも舌を絡めることを止められない。

水音に混ざって私となっちゃんの舌が絡まる甘い音が媚薬のようにシャワールームに響く。

ハァッと甘く吐息を漏らすと、なっちゃんと私の唇が離れて、ほんのり透明の糸が舞った。

そのままなっちゃんの舌が首筋を伝っていく…。


「外していい?」


ブラのホックに手を回して私の分かりきった返事を聞く前になっちゃんはプチンと弾くようにそれを外す。

途端に緩くなる胸元。

肩紐を指で下に下ろしてブラをほんのりズラすと胸が見え隠れする。

さすがに恥じらいがないわけじゃない。

恥ずかしいからなっちゃんの首に腕をかけて顔を埋めると「すげぇ柔らかい…ヤベぇ…」耳元で荒ぐ呼吸のなっちゃんが肩紐を外して真っ赤なブラを下に落としたんだ。


「見せてよ、」

「だって、」


恥ずかしいって言葉はキスでのまれた。

指先で突起を擦るように触るなっちゃんがずるくて、だから指で耳の穴を謎ると「ンアッ、」甘く息が盛れた。

潤んだ瞳でなっちゃんが私を見つめるから「耳弱いの?」そう聞くと真っ赤な顔でコクって頷く。

そんななっちゃんがしこたま可愛くて…


「ちょっと屈んで。」


何故かちょうどいい具合に置いてある椅子になっちゃんを座らせて私はなっちゃんの髪を指で退かすと、おもむろに耳を口に含んだ。


「アアアッ、ちょっと、ヤバいッ…」


ビクッて肩を竦めたなっちゃんの耳には大きめなピアスが着いてあって、それをゆっくりと指で外す。

反対側のピアスも外すとなっちゃんの開いた足の上に跨って座ると首の後ろで手を交差して反対側の耳を口に含んだ。

ちゅうっと耳朶を舌で吸い上げると「ハァ、ゆき乃、」なっちゃんの腕が縋るように私を抱きしめる。

それだけで胸がキュンと疼くんだ。
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