半年間、逢えなかった時間を埋めるかのよう、一晩中なっちゃんと抱き合った。
「絶対明日動けない。」
「いーじゃん、休みだし。」
今日が金曜日で良かったと心から思う。
あ、もう土曜日か、日付も変わってるし。
さすがにもう眠くて。
シャワー浴びたいけどそんな元気なくて…
目を閉じる私の首の下に腕を通すなっちゃんは「疲れるけどこれって自分で幸せ噛み締められるんだよねぇ。」なんて笑う。
だけど。
「…フロントガールのあの子ともそうしたの?」
一瞬なんの事?って目をまん丸にするなっちゃんをジロッと睨む。
誕生日に浮かれてつい流してしまったけれど、あの時あの子に嫉妬したのは事実で。
それも含めてなっちゃんを好きだと思ってしまったんだけど。
「気づいてたの!?」
「当たり前でしょ。あの子はちょっと未練ありそうだったけどね?」
「ないないない。今更来られても俺ゆき乃しか愛せないし。」
サラリとゆき乃しか愛せない!なんて言うなっちゃんはズルいと思うの。
「私だって、夏喜しか愛せないもん。」
「…もう一回言って、」
「!!!!言わないわよ!」
「いーじゃん!聞きたいんだよ、ゆき乃の愛してる。…樹と別れるまで言ってくれなかったでしょ?結構凹んだんだよー俺。」
ちょっとだけ眉毛を下げて身体を横向きにしたなっちゃんは、腕枕とは反対の手で私の髪をなでてくれる。
そんな愛おしそうな顔ズルいって思うのに、その視線の先にいられる自分が嬉しくて堪らない。
仕方ないなぁ…なんて思いながらも、なっちゃんの厚い胸板に抱きついて「愛してる。」そう言うと「俺も。」って抱きしめられた。
ちゅ、ちゅ、って、私の身体の至る所にキスを繰り返すなっちゃんに、眠っていた神経が起き始めてしまいそうで。
めちゃくちゃ疲れてるんだけれど、なっちゃんがキスを止めてくれないからまた子宮がジンジンと熱くなっていくんだ。
「なっちゃんダメ、もう無理。ほんとに無理よ。」
「いーよ寝てて。俺が好きにしてるだけだから。」
「寝てていいって、寝れないよぉ、そんな事されたら…」
スッとなっちゃんが割れ目に手を添えるとクッて笑う。
「感じてんじゃん!ゆき乃も。最後にするからもっかいシてもいい?」
ダメなんて言えるわけないのに、わざわざ聞くなんて確信犯だなぁって。
小さく頷くとなっちゃんがクスッて笑って私の上に跨った。
「俺もね、初めてゆき乃を見たあの日から、下心隠してた。ずっとこうしたかった。」
ふわりと笑うなっちゃんに胸がキュンとときめく。
昔から男女の友情は成り立つものだと思っていたけれど、もしかしたら成り立たないのかもしれないね。
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