絶対の絶対に、このチームから外されると思っていたから、翌日出勤して普通にチームの会議に呼ばれた時は「へ?」…素っ頓狂な声が出てしまった。
「…あの、副社長、私、」
「瀬口となんかあるの?」
「…―――え?」
「ITSUKIに聞いた。瀬口と一緒だったって。」
中途半端に挨拶しちゃったせいか、健太はきっと黎弥の顔も全部覚えている。…黎弥に被害がいったらどうしよう…。
「雪乃、質問に答えろよ?」
ジロリと下から睨みつけられる。本当のことを言うべきなのか、隠すべきか…。
「ただの同郷です。幼馴染みたいなもんです。偶然再会したんです。」
「…それにしては入り込み過ぎなんじゃねぇの?」
「黎弥はそういう人だから。誰に対しても優しいんです。」
「…レイヤ、ねぇ。」
煙草の煙をフーっと吐き出す健太。見事に顔にかかる私はほんのり肩をすかして避けた。
「とにかく瀬口と戦うんだから今後一切プライベートでも会うなよ?」
「………、」
健太が何を考えてるのかさっぱりわかんない。
「それから。」
一度言葉を止めると腕を組んで私を見つめた。
「ITSUKIの代わり、どんな手を使っても探してこいや。」
…健太が怒ってるのが分かる。怒鳴るでもなく殴るでもないけど、それでも静かに闘志を燃やしているのが伝わってくる。
どんな手を使ってでもって…