記録





君の呼吸を知るために未来の根を切っても構わない サブスクに入れたい曲と、入れたくない曲がある。一度サブスクに入れてしまえば、自分のスマホの中に入れてしまえば、それはもう自分のものになる気がする。そうじゃなくて、毎回ちゃんと検索して聞きたい曲がある。何もしなくても適当に再生していたら流れてくるサブスクに入れたくない、自分のものにしたくない曲。ちゃんと毎回自分で見つけ出したい曲。消耗したくない曲。忘れたくない何かの感情を常に私に思い出させて 2020/10/15




約束された未来なんてない 器用に生きることはできるんだけど、そのためには膨大な努力を要するから、結局は生きるの向いてない。無意識のように気楽に生きれる人が羨ましい。私は、色々気を使って、頑張って、無理をして、やっと健常者に近づける。何も知らない人からみたら、すごく生きやすそうに見えるかもしれないけど、そんなことない。他人と自分を騙し、誤魔化しながら、その場凌ぎで生きている。いつ崩れるか分からない均衡の上でもがいてるんだ。死にそうだ。助けてくれ 2020/10/13




朝まで回し続けて ここ数ヶ月、社会では普通や日常の定義が揺さぶられていた。変化に弱い人間なので、何が怖いと言うわけではないんだけど、苦しさと自己嫌悪にまみれていた。でも思ったより世間のみんながちゃんと生きていて焦る。私は何してんだ。みんなはちゃんと生きている?ここは生きやすい場所になっている?世間のみんながそれぞれ持っている光と比較して、たぶん私たちの光は強くない。か細い光を繋げていくことが生きていくことなら、あまりにも大変な作業だわ。苦しい 2020/09/24




There is nothing I can do for you Lainの登場人物は、なんというか気持ち悪いというか、居心地が悪い。(レイン含め)

私は個人的にアニメ版レインみたいに自己主張のない人間があまり好きじゃない。彼女に自己主張がないのは物語の根幹に関わることだから仕方ないけど、でもこういう人いるよな、って不思議なむず痒さを覚えた。私なら友達になれない

でもレインには親友がいた。アリスというその子は内気なレインを事あるごとに気遣うんだけど、私にとっては彼女の気遣い方も気持ち悪かった。気遣いというよりはアリスの思うレイン理想像の押し付けのような気がした。優しさというよりは彼女の自尊心を満たすだけの虚しい自慰のような気がした(おそらく意図してそのようなキャラクターに描写されていることは分かっている)

Lainという作品は、突拍子もない難解なストーリーだし、哲学的なメッセージも沢山ある。ネットで考察しているような人達みたいなご立派な論はないし、それを文章化する才能もない。私はただ漠然とレインの気持ちをなんとなくわかってしまっただけだった。物語の途中までは、レイン可哀想、レインのことは好きじゃないけど、私が彼女のそばにいたらアリスよりもっと上手く気持ちを汲み取ってあげられるのに。そう思ってたけど、レインは結局アリスをちゃんと選んだ。どこまでもいい子だ。多分アリスが私だったら、選んでもらえなかっただろう。アリスの、他人の親切をうがっているような、こんな私だったら。当事者同士が納得しあっている関係なのに、それを外野から勝手に考察して、2人の思いは真には通じ合ってない!欺瞞に満ちている!と、そんなことを、

思ってしまう私は 2020/07/08




歪みの正体 裸眼のひとは羨ましい。帰宅してコンタクトレンズを片目だけ外して世界を見るとすごく気持ちが悪い。両目とも外すと世界は全くぼやけてしまう。何もわからない。なにも。部屋着に着替えて雑に髪の毛を結い、メガネをする。でももう8年もレンズを変えてないから、細部までは見えない。世界の細部まで見えない。世界の大体の輪郭しか見えない
普段はいつも、コンタクトレンズをしている 2020/07/08




すぐに他力本願で幸せになろうとするな 生理が終わっても、股から液体を垂れ流し続けている。生理が終わっても、子宮の存在を感じる。生理が終わっても、ちゃんと生きる為の活動をすることがしんどい。
気持ち悪い日が続くね 2020/07/04




主客未分 自分の感情を言語化しないことは、甘えなんだろうか。自分の中に漠然とした気持ちだけが残ることは、おかしいことなのだろうか。たまにふと、理由もなく心がソワソワして苦しくなることがある。嬉しいのか悲しいのかも分からなくて、でも心は確実に揺さぶられていて、何も分からないのにその心が揺さぶられる感覚だけは確かにあって、そして涙が出る。
感情を言葉にすることは理由を作ることだと思う。理由を作れば他人は(納得するかどうかは別として)理解できる。理由がないと他人は何も理解してくれなくなる。放棄される。それだけは絶対に嫌で、私は今までずっと頑張って逐一感情を言葉にしてきた。共有するために。寂しくならないようにするために。
でもこの期に及んでまだ私は、私の感じた感情が本当にみんなの思うその感情なのか自信を持てなくなる。小学生のころ嫌われたくなくて、人気者になりたくて、友達の見真似で頑張って身につけた感情。私が思っている"悲しい"は、本当にみんなの"悲しい"なのだろうか。私が思ってる"楽しい"は、本当にみんなの"楽しい"なのだろうか。多分違う。人それぞれ違う。そしてそれは永遠に共有できない。
悲しいとか楽しいとか思う前の、もっと純粋で高邁で美しい感情があるはず。感情という名称すら当てはまらなくて、言葉にしたり、理由をつける前段階の何か。私たちが私たちの中で感じたこと、漠然としたソワソワ感みたいなのは、多分本当の意味で純粋なもの。理由をつけるのはナンセンス。でもそしたら説明ができない。こんなに心揺さぶられるソワソワを共有できないの、寂しい。あくまで人は皆、全員孤独ということをはっきりと思い知らせる。私のソワソワもまた、私だけのもの 2020/05/09




泣きたくなることを一つ一つ忘れないように 涙の数だけ強くなれるのかな。人より苦しい人は優しいのかな。私はいつ幸せになれるのかな。先のことはわからないね。 2020/05/09




小さな生命はひかりに引き寄せられた 虫を殺した。暗闇である私の部屋の光源はスマホだけで、それにおびき寄せられたのであろう愚かな小蝿を指で潰した。こんな汚いスマホが発するまやかしの光に寄ってくるなんて、本当に馬鹿な生命だわ。愚かで馬鹿げていて滑稽だけど、それは確かに生命。ほんの少しだけ、殺したことを後悔するそんな夜 2020/04/02




幸せはいつだって過去形 現在形なんて無理 2020/03/08