同居人は甘えた幼馴染 (7/10)
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友人2人と食堂で昼飯を共にしている時だった。
突然、俺達の前に現れた1人の女の子。
名前はもう覚えていないけれど "1年" だと言っていたその少女に "話がある" と言われ
すると、予想通り…その少女の話というのが "告白" だった。
割と
たまに、同い年の子からも "告白" されるけれど。
「……ごめん。気持ちは嬉しいけど、今は誰とも付き合う気はないんだ。」
「…どうして、ですか?」
「好きな人がいるから。」
「…え、でも、サークルにいる先輩に
「は?サークルって…なに?」
少女の言葉に戸惑いを隠せない。
確かに "彼女" いないけど、 "大丈夫" の意味が理解できなかったから。
「…テニスサークルです。その先輩は1年生の時に
少女から発さられた "テニスサークル" でそれが誰のことを示しているのか理解できた。
"テニスサークル" だと自ら話していたのは1人しかいないからだ。
俺が "その人物" と付き合っていたのは確かに俺も "その人物" も1年生の時。
"彼女" はどちらかというと "遊んでそうな" タイプの人物で…だから俺も拒みはしなかった。
交際期間は5ヶ月だったかな。確か。
でも、それはあくまでも1年の時の話であって
2年になってからは誰とも付き合っていない。
2年に入るまでは "告白" されてもその時に "彼女" がいなければ拒まなかった。
だけど、いつしかそれが虚しくなっていって…
目の前にいる "彼女" じゃない本気で好きな "あの人" への想いが日に日に強くなっていくばかりだった。
だから、2年になってすぐに俺は誰からの "告白" にも応じていなかった。
「…その人とは確かに1年の時付き合っていたけど…俺、2年になってからは誰とも付き合ってないし君とも付き合えない。」
「…あ、あの、好きな人って……」
「大学にいる人じゃないよ。誰にも話してないから詳しくは言えないけど、俺の初恋の人かな。」
「……初恋………でしたら私なんてとても敵わないですね。でも、
「ううん、俺も気持ちに答えてあげれなくてごめんね。」
「大丈夫です!その初恋の人とのこと頑張ってくださいね!では、さよなら!」
少女はそれだけを言葉にするとその場を立ち去って行った。
そして、俺もすぐ後に食堂へと戻った。
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