No.1な彼

***********

喫茶店を出て啓人ひろとの車に乗り込んだ。
啓人ひろとの車は意外にも普通のスポーツカーだった。

私の予想ではベンツとかそっち系だと思っていたのに……。

「…ねぇ、啓人ひろと。」
「ん?」
「…私、啓人ひろとの家に居ていいの?」

私は啓人ひろとの家に居ていいのか疑問で思わずそう聞いてしまっていた。
突然のことだったし迷惑とか思われていないか不安だった。

「俺は構わないよ。麻弥は家に戻りたくないんだろ?」「うん…戻りたくない…。」
「なら好きなだけいろよ。俺はほとんど寝る為にしか使ってないから部屋余ってるくらいだし。」
「うん、ありがとう。」

私何だか啓人ひろとに感謝の言葉ばかり伝えている気がする。
でもそんな啓人ひろとの優しさが私には嬉しくて…。
この人の側にずっと居たい…なんて不謹慎にも思ってしまったんだ。


――私、もしかしなくても…。
啓人ひろとのこと好きなのかな?


[ 25 / 68 ]
*ページ移動*

★Index★