幸せの先と未来
「…本当は淋しい…。でも、就活の大変さは私もわかるから
私がそう意気込むように言葉を発すると真由は慰めの言葉をかけてくれた。
廉のメッセージにも "毎日会いたい。" という気持ちを抑えて返信したのだった。
【大丈夫だよ。就活頑張ってね!
来週の火曜に会社で会えるの楽しみにしてるから。】
廉の面接の状況にもよるけれど、来週の火曜は私も廉と会える時間つくれるように仕事頑張らなくちゃ。
「……真由、久しぶりに呑みに行かない?」
「お、いいね〜!行こう行こう!」
真由を呑みに誘うと真由からすぐに了承の返事が返ってきて本日は真由と呑みに行くという予定ができた。
いつも私は廉優先なところがあったから女友達との時間をつくるのを大事にしないとね。
***
私と真由は一緒に会社を出て呑みに行く時は必ず行きつけの居酒屋さんがあってその居酒屋さんへと真っ直ぐに向かった。
会社の最寄り駅から2駅にある私達行きつけの居酒屋がある。
少し久しぶりに2人で暖簾を
「いらっしゃ─お〜!真由ちゃんに陽菜ちゃん!久しぶりじゃないか!」
すっかりその店の常連になっている私達はお店の店主でもある近藤さんに覚えられていて私達を呼ぶ時も下の名前で呼んでくれるようになっていた。
「近藤さん、お久しぶりです!」
「久しぶりに呑みに来ました〜!」
私達はそう言いながら空いてるカウンター席に並んで腰掛けた。
「本当に久しぶりだね。最後に来てくれたのって1ヶ月前だよね?」
近藤さんのそんな言葉に私は
確かにこのお店に来るのは久しぶりだけど、もう1ヶ月も経っているなんて思いも寄らなかったから。
「そっか。1ヶ月前か〜!…そういえばそうかも。陽菜ったら彼氏ばっかで私とは全然付き合ってくれないだもん!」
「え?」
真由のそんな言葉に更に驚愕するしかなった。
──確かに廉優先なところはあったかもしれないけれど、だからって私のせいなの?
言葉には出せなかったけれど、そんな疑問が頭の中で浮かんでしまった。
まあ真由は決して悪気があって言ってるわけじゃないのはわかっているけれど、それでもそう言われてしまったのは少しばかり悲しい気持ちになった。
「…真由ちゃんも彼氏つくればいいのに…。」
「え〜!?そんな簡単にできたら…誰も苦労しないですよ〜!」
「それもそっか。あ、今日は何にする?」
「私、ビール!陽菜は?」
「私もビール。」
「了解〜!」
そんなこんなで真由と近藤さんも含めた実質3人での呑み会が始まったのだった。
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