幸せの先と未来




陽菜にはまだ話してはいないけれど、就職先が決まって大学を卒業した後のことも考えてある。


陽菜が大学を卒業した辺りからかな。

時間があるときは実はバイトをしていた。

もちろん陽菜には内緒で──。


卒業した後も陽菜と一緒に居るための準備とかしたくて……。


だけど、これも陽菜には卒業式目前まで話すつもりはない。


何故なら陽菜を驚かせたいから。


今は就職活動に専念したいからバイトもあんまり多くは入れていないけれど、一応貯金もあるし卒業までになんとか陽菜に内緒にしていることの全てをやり遂げるつもりでいる。




──そして、すべてのことをやり遂げられたら陽菜に話そうと思っているのだ。

まあそれもすべては俺の就職が決まってからになるんだけど。


そんなことを考えながら俺はきびすを返して今独り暮らししているアパートへと向かったのだった。

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