苦手なもの
「…
「…え?」
彼の言葉に再び
彼の言うとおり何故か
いつもなら腕を触られただけで出るのに……
「…どうして…」
「俺だけには出ないってことなのかな?」
私にもわからない。
何故、彼─藤堂君は平気なのか。
その後も廊下ですれ違う男子生徒、男性教諭と少しでもぶつかったりするとやっぱり
本当に本当に藤堂君だけが平気なんだと…。
確信したんだ──。
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