苦手なもの
───あれから私と
もちろん今でも廉以外の男の人には触れることもできないまま。
「ねぇ、
昼休み──同期で社内では一番仲の良い
私はカルボナーラ、真由はクリームパスタを注文して食べていると唐突に真由がそんなことを言い出して頬張っていたカルボナーラを吹き出しそうになった。
「…な、なに?突然!」
「いや、ほら!
真由の口から出た "池上さん" って名前に私は肩を小さく
──
フルネームは
私と真由と同じ課の3つ年上の先輩である。
池上さんは私が入社当時から色々と指導してくれて凄く優しい人──。
だけど、最近はよく食事に誘われたりすることが多くなった。
「廉とは順調どころか私は廉にしか触れないの知ってるでしょ?」
「まあね。でも池上さんは陽菜が男性アレルギーなの知らないんでしょ?」
「うん、それは言ってないけど…。」
そう。池上さんには私が男性アレルギーであることは話していない。
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