苦手なもの




今までも池上さんと触れる程密着するようなこともなかったし誘われるのも私が帰り支度をしている時やタイムカードを押す間際の時だった。



「池上さん、どうするの?」
「どうするって…私は廉しか無理だもん。」
「だったら池上さんに "年下彼氏くんにしか触れられない体なんです〜!" って言っちゃえば?」
「…なんかその言い方やらしい〜!」
「そう?でも本当のことでしょ。」


真由のそんな言葉に私は何も言い返せなかった。

実際私は廉にしか触れられないのだから。


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