君に夢中なんです。
俺の突然の声に驚愕した弥生と不良男子3人組が一斉に振り返ってきた。
そして、暫しの間の後に不良男子3人組のリーダーらしき奴が言葉を口にした。
「…あ?なんだよお前!」
リーダーらしき奴はそう発言しながら睨んできたけれど、正直言って全然恐くもなかった。
「…何って…ただの通りすがりだけど?」
俺は不良男子3人組のすぐ側まで来てから足を止めてそう返答したけれど、俺のその言葉が気に入らなかったのかリーダーらしき奴は更に睨みを利かしながら再度口を開いた。
「は?だったら、割って入ってくるんじゃねぇよ!」
リーダーらしき奴の言葉は俺の予想通りの言葉で不覚にも笑いそうになってしまったけれど、なんとか笑いを堪えて反論の言葉を口にした。
「…そういうわけにもいかないんだよなぁ。」
割りと強気な発言をしている俺だけど、これでもまだ優しく発言している方だ。
それに俺がワザと不良男子達を煽るような発言をしているのはやっぱり弥生の喧嘩してる姿なんて見たくないから。
たとえ弥生がどんなに強くても──。
「…邪魔すんならお前から片付けてやろうか?」
リーダーらしき奴から発せられた言葉に俺は不良男子達にバレない程度に妖笑した。
上手いこと俺の煽りに引っ掛かってくれた。
不良してるからには単純な奴でなきゃ面白くもなんともない。
そして、俺は更に不良男子達を煽るような言葉を発言するのだった。
「別に俺はそれでも構わないよ。勝つのは俺だし。」
「あぁ?てめぇ!ナメてんのか!」
「俺は事実しか言ってねぇけど。」
俺が不良男子達を煽りまくるような言葉を発言するのには理由がある。
それは、目の前にいる不良男子達に負けない自信があるからだ。
そもそも弥生に勝てない奴らが俺に勝てるわけないのだから。
そんなことを思考している間にも煽られて逆上したのかリーダーらしき奴は何かを発言しながら殴り掛かってきた。
けれど、予想通りそのパンチはスローモーションでも経験しているみたいに遅くて俺は難無く交わしてそいつの腹に思いっきり拳を突き立ててやった。
案の定、リーダーらしき奴は呻き声を上げてその場に倒れ込んでしまった。