君に夢中なんです。
「どこに行くの?私達も付き合うよ!」
やはり女子生徒二人組の返答には俺が期待するような言葉は返ってこなくて…。
――…は?意味わかんねぇ。
もう何度目かわからないくらいの悪態を心の中で吐きながらも外面では呆れしか芽生えてこず女子生徒一人の言葉にも返答できなかった。
だけど、このまま俺が再度歩き出してしまうとこの女子生徒二人組はきっと弥生のいる場所までついてきてしまうだろう。
そうなると弥生と二人っきりになれないし弥生との二人だけの時間を邪魔されたくないと思った俺は仕方なく嘘をつくことにした。
「…先生に呼ばれてるんだよね。すっげぇ大事な話らしいから聞かれると困るんだけど…。」
「え?あ、そうなの?」
「それなら私達が付き合っても意味ないよね?!」
俺の嘘に女子生徒二人組からはそんな諦めの言葉が返ってきたと同時に女子生徒二人組は俺に手を振りながら足早に教室の方角へと
俺はやっと一人になれたことに安堵し肩の荷が折れた気分になった。
そして、俺はそんな女子生徒二人組の姿が見えなくなったと同時に踵を返して勿論職員室──ではなく再度階段を上がり弥生がいるであろう場所へ向かった。
*****
数分後──階段を上がり切りやっとの思いで最上階である五階に着いた俺は目の前の扉を何の迷いもなく開けると、そこには何も物が置かれていない屋上が広がっていて…。
そんな屋上に俺は足を踏み入れたと同時に数メートル離れた先に目を向けるとそこには……
そんな弥生が可愛くて仕方なくて俺は思わず普段あまり零すことのない笑みを浮かべながら豪快に寝そべっている弥生の方へと歩み寄った。
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