君に夢中なんです。
「弥生。」
「…なんだよ。」
「一緒に教室行こうか。」
俺がそんな言葉を紡ぐと弥生からの反応は俺の予想していた反論の言葉だった。
「は?嫌だよ。なんであたしまで教室に行かないといけないんだよ。それにあたしが勉強なんて大嫌いだって知ってんだろ。」
「…じゃあ授業聞かないで居眠りしててもいいからさ!」
そんなのは単なる表向きで本音は俺が弥生と一緒に一分一秒いたいから。
弥生にはずっと俺の目の届くところにいてほしいから。
まあそんな俺の本音は弥生に直接なんて伝えるつもりはないけどね。
「…絶対に嫌!教室行くくらいならここで寝てたほうがマシだよ!」
そんな言葉を荒々しく言い放つと弥生は再度その場に寝転がってしまった。
弥生のその言葉と行動をただ黙って眺めていた俺だけど、直後には頭の中で何かが弾けたような…切れたような…自分でもよくわからない感情が込み上げてきて、言葉を吐き出した。
「…そんなこと…俺が許すとでも思ってんの?」
「…は?玲央何言って…」
「…何って…。そもそも俺が弥生を起こしたのは一緒に教室行く為だよ。それに弥生が勉強嫌いなんて俺の知ったことじゃねぇし。…弥生が授業サボって留年になるなんて…そんなの絶対に許さないから!勉強くらい俺が教えてやる!だから俺と一緒に教室に行くんだよ!わかった?」
「……わ、わかった。」
弥生は俺の言葉に
そして、俺は弥生と一緒に予鈴が鳴った後屋上を出て三階の教室へと向かった。
.