君に夢中なんです。
俺は椅子に腰掛けて暫しの
弥生の姿を眺めているだけでも歓喜で高揚している気持ちを邪魔するきっかけになる人物が二人近付いてくる気配を感じそちらに目を向けると、案の定そこに居たのは俺の予想していた人物が二人立っていた。
「玲央君。どうしてあんな不良女と一緒に教室入って来たの?」
「そうだよ!しかも今まで教室に来たことなんてないのにさ、どういう風の吹き回しなのかな?」
弥生にも聞こえるような声音でそんな暴言を吐くのは数分前にも俺に話し掛けてきた女子生徒二人組だった。
だけど、弥生は聞こえているはずのその声にも一切耳を傾けることなく何を思考しているのか食い入るように窓の外を眺めていた。
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