危険な学校 [23/26]



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「何で葵と一緒にお前がいるんだよ!」
「だから響に頼まれたんだって!響がいない時は俺が葵ちゃん守ってやんなきゃなんねぇの。」



お昼休み。
祐也君と一緒に屋上に来ると玲美れみちゃんがいて…


私と祐也君の姿を見るや否や玲美れみちゃんは祐也君にそんな言葉を放っていた。


「…あっそ。で、響は来ないのかよ。」
「わかんねぇ。LINEでは "行けねぇかも" とか言ってたけど。」
「実家帰ってんのか?」
「あぁ。なんかまた急に呼び出されたとか言ってたなぁ。」
「ふーん。てかもうそろそろ来るんじゃねぇの。」
「かもな。特に今は何よりも心配事があるだろうからな。」
「…お前はイチイチ一言多いんだよ!」


突然低音でどすの効いた声が聞こえて…

私も玲美れみちゃんも祐也君も一斉に声のした方に視線を向けた。


すると、そこに居たのは…


少し不機嫌な表情をした響ちゃんがいた。



「響!」
「なんか響ちょっと不機嫌じゃねぇ?」
「…親父のせいだよ。」


響ちゃんはそう言うとおじさんとのことを思い出したのか更に不機嫌顔になった。



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