危険な学校 [25/25]
「来るの遅くなってごめんな。大丈夫だったか?」
そんな言葉を発する響ちゃんは先程とは違う優しい表情で私を見つめた。
「…うん、大丈夫だよ。祐也君がいてくれたから。」
「そっか。ならよかった。俺が来れない時は祐也の傍を離れるなよ?」
「うん、わかった。」
響ちゃんの言葉に私はそう答えるしかできなかった。
ただ、響ちゃん達が何に対してそんな親身になって私を守ってくれているのかがわからない。
だけど、こんなヤンキーだらけの学校では何が起こるかわからない以上……私には響ちゃんの側を離れるなんてできない。
「……なんか響じゃないみたいだなぁ。」
「確かに。でもそれくらい葵ちゃんが大事だってことなんじゃねぇの。」
突然聞こえてきた
そして、響ちゃんは
「うるせぇよ!俺しか葵を守ってやれねぇんだから仕方ねぇだろ!」
「…まあ
「確かに。俺も結構
「祐也!」
「あ?」
「
「はぁ…まじかよー。まあわかったよ!」
響ちゃんと祐也君の会話に益々疑問が飛び交う。
確かに第一印象から見て
もちろん今も怖い。
だけど、響ちゃん達の言う… "危険人物" というのがイマイチよくわからなかった。
だからなのかまさかあんな状況になるなんて思ってもみなかったんだ―――。
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